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私がセルビア人の妻と国際結婚した3つの理由

私がセルビア人と国際結婚した理由

「執筆者プロフィール」を読んで頂いていた方は知ってるかと思いますが、私の妻はヨーロッパの東側に位置し、「ヨーロッパの火薬庫」として有名なバルカン半島に位置するセルビア共和国(以下、セルビア)出身です。

セルビアの位置

セルビア共和国の位置

私達が出会ったのは、私がセルビアに留学していた2011年の年末ごろになります。一緒に過ごす時間よりも遠距離恋愛の期間が圧倒的に長かったものの(おそらく一緒に過ごした期間は年未満)、交際期間年を経て結婚することになりました。

実際に一緒に過ごした時間が圧倒的に短かったものの、私たちの交際が「結婚」という形に至ったのは・・・正直に言ってよく分かりません!(笑)

妻と出会って、交際し始めた時の私はすでに「結婚」を考えていたのかもしれません。私は家庭内の影響で、非常に保守的で伝統的な日本人として育ったために、「交際=将来的には結婚」というイメージを無意識のうちに心の奥底で形成していたのでしょう。

そのため、妻が私にとって初めて交際する女性であり、多くの人から「日本人と外国人、付き合ってみるとどう違うの?」だったり、「セルビア人の女性は日本人の女性よりもやっぱり性格がキツイ?」などといった質問をされてきましたが、日本人女性と交際したこともなく、「分からない」としか言いようがないので相手をがっかりさせてしまったりということが多々あります。

しかしながら、「なんでセルビア人と結婚したの?」という質問に対しては驚くほどにすんなりと答えられます。それは、私が「交際=将来的には結婚」というイメージを抱いていたので、「交際したい理由=結婚したい理由」だからです。

 

今回は、私のブログを日頃から読んでいる方も疑問に思っているかもしれない「なんで私がセルビア人の妻と国際結婚したのか?」、その回答となる3つの理由をお話ししようと思います。

 

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妻がセルビア人だから

妻がセルビア人だから

セルビア国旗のイルミネーションが光っている

最初の理由は、「妻がセルビア人だから」です。もしかしたら、この理由を聞いて「ひどい」と思う方もいるかもしれませんが、もし妻がセルビア人ではなく、例えばセルビア語講座のクラスメイトだったりしたら、付き合っていなかったと思います。

 

セルビア語を勉強するためにベオグラード大学に留学していた私は、セルビア語講座の教授やクラスメイトから「セルビア人の彼女を作った方がいい!」と毎日のように言われていました。

理由は、もちろん「言語習得のスピードが上がる」からですね。おそらく、海外の大学へ長期の語学留学をしていたことのある方ならば、私と同じように周りから言われていたのではないでしょうか?

「セルビア人の彼女を作った方がいい!」というアドバイスは、的を得ていると思います。自分が勉強している外国語を母国語として使う人と付き合えば、友人以上に親密な仲となり、一緒に過ごす時間も多くなるために言語習得のスピードは上がると思います。

実際に、私も妻と交際して以降のセルビア語能力の向上は驚くべきものがありました。それには、妻が外国語専門とする特殊な高校に通っていたことから、セルビア語の文法的知識をしっかりと勉強していたために、通常のセルビア人が分からない文法的な質問にも妻が分かりやすく答えることができたことも影響しています。

 

また、セルビア留学を終えてからも現在に至るまでセルビアに対する強い関心を持つ私にとって、「セルビア」は人生そのものです。このセルビアに対する強い関心は生涯に渡って変わることのないものだと思います。

そして、妻がセルビア人であるからこそ、日本にいても、オランダにいても、どこにいても、会話は基本的にセルビア語であるため、私の毎日の生活に欠かせない要素となっています。

 

つまり、「妻がセルビア人だから」は私が妻と付き合う大きな理由となったものであると同時に、結婚する上でも重要な理由となっています。

 

私とは対照的な考え方を持っていたから

私とは対照的な思想を持っていたから

冒頭で述べたように、私は家庭内の影響で保守的で柔軟な考えができない人間です。そして、こうした私の思想や人間性に大きな影響を与えた人物は、私の祖父です。

私が生まれた時から同じ屋根の下に住んでいた祖父は非常に厳格で、私が小さい頃は頻繁に怒られたり、悪さをした罰として畳に6時間正座で座らせられていたので、恐怖の対象でした(笑)。今では良い思い出となっていますが。

また、祖父は非常に保守的な思想の持主であり、「男は外で仕事、女は家で家事」という現代社会では批判されることを当然のごとく考えていた人物でした。例えば、私が夕食後に母のお皿洗いの手伝いをしていると、「それは男の仕事じゃない!2度とするな」と怒鳴られていたことをよく憶えています。そんなこと言われても、隠れて夕食後の後片付けや洗濯など隠れて家事を手伝っていましたが。

また高校時代から自宅とは別にマンションの一室を購入した祖父母と一緒に住むようになり(兄弟が多いので、自分の部屋がなかったことが理由)、高校時代はもはや両親よりも祖父母と過ごす時間がほとんどでした。

これが、最初は地獄でした。例えば、テレビで見れる番組はNHKのみであり、祖父と話す内容も政治経済の話ばかりでした。当時は退屈でしたが、このことが影響して現在のように私が政治経済に興味を持つ要因となっています。

 

このような家庭環境で育った私は、意識せずとも保守的な思想を持ち、伝統を重んずる古風な日本男児のような男だったはずです。そして、セルビアに留学している時に妻と出会い、カフェでコーヒーを飲みながら話したりしていると、彼女が考え方が私と大きく異なることに気が付き、「あぁ~僕もそんな考え方したいなぁ」と素直に思いました

セルビア社会も日本社会のように保守的な人も多い中、妻は柔軟な考え方で自由主義的な思想を持つ人物だったことは、セルビアに住む当時の私にとって眩しく輝いて見えました。

そんな風に羨望の眼差しで妻と話していた時に、「彼女(妻)と一緒にいたら、同じように自由で柔軟な考えができるようになるかもしれない」と思い始めて、それが妻の魅力として私の目に映るようになりました。

そして、この「私とは対照的な思想を持っていたから」こそ、妻により一層の魅力を感じ、「付き合いたい!」「結婚したい!」と思うようになりました。

 

私と同じヘヴィメタル・サッカーが好きだから

私と同じヘヴィメタル・サッカーが好きだから

すごいありきたりな理由ですが、要するに趣味が同じだったからです。

ブログ記事としても書いているように、私はヘヴィメタル音楽とサッカーが大好きです。この2つのない世界なんて考えられない、生きていけないと思ってしまうほど愛しています。

まずヘヴィメタル音楽に関してですが、ヘヴィメタル音楽は日本でとりわけアンダーグラウンドの音楽ジャンルであり、多くの人から強い偏見を持たれている音楽だと思います。「どんな音楽聴いているの?」と女の子から聞かれて、「ヘヴィメタルやハードロック」と答えた時に良い反応が返ってきたことなんてありません。

それに対して、初めて会った時に妻から「どんな音楽聴いている?」と聞かれた時に「ヘヴィメタルやハードロック」と答えた時の妻の反応は、今でも忘れられません。

「私も大好きよ!ナイトウッシュとかサバトン、ホワイトスネイクとか大好き!あなたは?」

こんな反応を女性からされたことがなかったので、ビックリすると同時により一層妻に惹かれたと思います。

そして、結婚後に本格的に一緒に生活し始めてからは、家の中ではヘヴィメタルやハードロックの音楽が鳴り響くと同時に、一緒に好きなヘヴィメタルバンドのライブコンサートに行ったりしています。

 

次がサッカーに関してですが、私は昔からイングランドサッカーチームのアーセナルファンです。そして、妻は同じくイングランドサッカーチームのリバプールファンです。

そのため、同じイングランドサッカーを見てきたこともあり、イングランドサッカーの話が大いに盛り上がります。また、一緒にサッカーの試合を観戦することも多いです。サッカー好きな夫に対して、「せっかくの休日なのに、サッカーばかり見てないでよ」と奥さんから苦情が来る人も多いと思いますが、私たちの場合は休日中でも一緒にサッカーの試合を見ています

アーセナル対リバプール戦の時は、より一層の熱がこもります。アーセナルがリバプールに負けると、私は不機嫌になり、サッカーの試合結果が原因で小さな夫婦喧嘩になることもあったりしますが、それもサッカー好きな夫婦に起きる面白い風景かもしれませんね。

 

実際に、世界中を見渡してもヘヴィメタル・サッカー両方が好きな女性を見つけることは難しいと思います。そうした意味では、妻と出会えたことは奇跡のようであり、運命だったのかもしれません。

そのため、妻が「私と同じヘヴィメタル・サッカーが好きだから」は私が妻と結婚して一緒に同じ趣味を共有しながら快適に結婚生活を過ごせている大きな理由となっています。夫婦の間で同じ趣味を共有できることは本当に素敵だと感じています。

 

以上、私がセルビア人の妻と国際結婚した3つの理由をまとめてみました!

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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