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オランダの街中で無料トイレを利用する3つの方法-オランダのトイレ事情-

オランダ トイレ

ヨーロッパに観光で訪れたことのある方や留学・仕事で滞在していた方ならば身を持って体験していると思いますが、日本のように無料でトイレが利用できる場所は極めて少ないですよね。

国や地域によって異なりますが、電車・鉄道駅に設置してあるトイレが無料でなかったり、町の中心部で公衆トイレが見当たらなかったりすることがよくあります。

緊急事態でも無料でトイレを利用できる文化で育った私達日本人にとって、無料でトイレを利用することは当たり前であり、お金を払ってトイレを利用することに違和感を感じる日本人の方は多いのではないでしょうか?

ちなみにオランダの有料トイレの相場は、3050セント(日本円で約30円~50円程度)になります。

けれども私はトイレを利用するためだけに、たった数十円を支払うことでさえ非常に抵抗があります!←私は、超が付くほどのドケチのため(笑)
もし行き着いた場所のトイレが有料だったら、引き返して無料トイレを探すか、家に帰るまで我慢します!(笑)

そのため、今回はオランダの街中で無料トイレを利用する方法をまとめたいと思います!

オランダに観光で来る予定の方は必読です!なぜならば、もしかするとオランダは他のヨーロッパ諸国以上に無料トイレを見つけることが極めて困難かもしれません!ビックリすることに、ファーストフード店のマックでさえ有料の場所があるくらいですから!

 

まず最初に、オランダ観光中の街中で無料トイレを利用する方法を説明する前に、「オランダのトイレ文化」を簡単にご説明します。

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オランダのトイレ文化

トイレ様式

オランダのトイレ様式は、基本的に日本で言う「洋式トイレ」になります。男性用だけでなく女性用トイレでも、日本で言う「和式トイレ」は見かけません

※ヨーロッパ諸国の中で、現在でも「和式トイレ」が活用されている国々はあります。(例:セルビア共和国等の東ヨーロッパ)

現在の日本でもほとんどの家庭で使用されている「洋式トイレ」と言えども、構造は日本で見かける「洋式トイレ」とは大きく異なります

日本のトイレ

日本のトイレ 出典:http://www.toto.co.jp/

オランダのトイレ

オランダのトイレ(我が家のトイレ)

 

上記の2枚の写真を見てもらればお分かりになると思いますが、排水穴の場所が全く異なりますよね。日本の場合は後方部に位置し、オランダの場合は前方部に位置しています。どういう構造になっているか言うと、下図をご覧ください。

 

オランダのトイレ構造

トイレ構造の種類 出典:http://www.expatica.com/

日本国内で一般的な構造は、もう少し水量が高いと思いますが”Figure 2”が該当します。オランダの場合は、”Figure 3”が該当します。この”Figure 3”を見てもらうと分かる通り、便器の「受け皿」に当たる部分が便座の部分と平行に作られています

このように、便器の「受け皿」部分が便座と平行に作られているために、「大きい方」をして流す時に嫌でも目に入ってしまいますし、水が溜まらないために「痕跡」が残ってしまう確率が高いです・・・ポジティブに捉えるならば、自身の健康チェックが出来ると言えるかもしれません(笑)

調べてみると、実はこのトイレ構造はオランダではなく、ドイツが発祥元になるようです。また、このトイレ構造の利点は、「流れてくる下水と一緒にすべてのブツが流せることから、他の構造よりも節水になる」だそうです。しかし、私が日常生活で使用していて感じるのは、流れてくる下水の量が多いため節水に繋がっていないような・・・気がします。

 

オランダでの男女トイレ表記

オランダの男女トイレ表記

出典:http://www.aluprinting.nl/

 

オランダでの男女トイレ表記が、英語で記載(MEN / WOMEN)されていたり、男女の特徴的イメージが張ってあれば困惑することはありません。

しかしながら、上記の写真のようにオランダ語のみで表記されている場合もあり、どっちがどっちか困惑してしまう方も多いと思います。

オランダ語で男性は「Heren」、女性は「Dames」になります。また、省略して頭文字表記する「(男性)」や「(女性)」場合も見かけます。

 

導入に当たる「オランダのトイレ文化」はここまでにして、本題となるオランダの街中で無料トイレを利用する方法をまとめます。

 

百貨店のトイレ利用

皆さんの中にも、トイレを利用するためだけに百貨店を訪れる方も多いと思います。私もよく利用していました。多くの百貨店の場合、トイレは1階ではなく食品コーナーがある地下1階や他の階に設置して、トイレに行くまでの店内を観覧させた利用客に何かしらを購買させようとする上手い戦略を用いていますよね。

オランダにも、日本の伊勢丹や三越等のような高級百貨店に位置する de Bijenkorf デ・バイエンコルフが存在します。

 

1870年創業の老舗高級百貨店は、オランダの大都市中心に出店しており、日本の百貨店のように高級ブランドのブティックが立ち並んでいます。
※出店地域:アムステルダム、アムステルフェーン、デンハーグ、アイントホーフェン、マーストリヒト、ロッテルダム、ユトレヒト(7都市)

そして、この百貨店には無料トイレが存在します!私が現在確認している限りでは、アムステルダム、デンハーグ、ユトレヒト箇所のデ・バイエンコルフには無料トイレが存在します。オランダ第2の都市と言われるロッテルダムは、無料ではなく有料(30セント)でした。
※他の店舗の情報提供できる方いましたら、お問い合わせ欄からご連絡お待ちしております。

また、アムステルダムとデンハーグに出店しているMarks & Spencerにも無料トイレがあります。

日本のスタンダード並みに清潔感のあるトイレなので、是非利用してみて下さい。

 

美術館・博物館のトイレ利用

デンハーグのマウルリッツ美術館

デンハーグのマウルリッツ美術館

ゴッホやフェルメール、レンブラント等の多くの著名な画家を輩出してきた「芸術の国」オランダでは、数多くの美術館・博物館が各都市に位置しています。

こうした美術館・博物館には、もちろん無料トイレがあります。そして、この無料トイレを利用するためだけに美術館・博物館に入場する方法があります。この方法を可能にするのは、オランダ国内の400もの美術館・博物館を自由に鑑賞することができる「Museumkaart(ミュージアムカード)」の購入です。

このカードの料金は59.90€(大人)であり、一年間有効のカードです。「値段が高い!」と思われるかもしれませんが、4~5ヶ所の美術館・博物館を巡れば元が取れるので、長期滞在予定の観光客の方にもオススメですよ。

※「ミュージアムカード」の詳細は、以下の記事を参照してください。

トイレだけを利用するためだけに美術館・博物館に入場することは気が引けますが、無料トイレがほとんど存在しないオランダでは致し方ない方法・・・かもしれません。

 

【男性限定】公衆トイレの利用

オランダの公衆トイレ

オランダにも一応、男性限定ではありますが無料の公衆トイレがあります。それが上記の画像のトイレです!(笑)

写真を見てお分かりの通り、街中にポツンと立っているために周囲から丸見えの状態でしなければいけない公衆トイレです。

私は今までに、ここで用を足す男性に遭遇したことはありませんが、夜にお酒を飲んだ帰り道に利用する人は多そうな気がします。

男性の方で「周囲の目は全く気にしないぜ!」という方は、是非利用してみて下さい!

 

以上、オランダの街中で無料トイレを利用する3つの方法をまとめてみました。オランダに観光で来る方だけでなく、オランダ在住者の方も参考になれば嬉しく思います!

 

参考サイト
Everything you never wanted to know about Dutch toilets, EXPATICA.
Public toilets: A Dutch inconvenience, EXPATICA.
LET’S GO DUTCH: THE DUTCH TOILET, RAMBLIN’ RANGECOMMANDER.

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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