KOTARO JOURNAL

私が実践した語学留学を成功させる8つの秘訣

海外留学

今回の記事は、私の留学経験を踏まえて、語学留学を成功させる秘訣をご紹介したいと思います。

この記事で「語学留学の成功」を意図するものは、「言語の習得」になります。

「語学留学の成功」を「たくさん外国人の友達を作ること」、「外国で生活すること」などに見出す方は読んでも参考にならないので悪しからず。

 

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日本人の海外留学状況

http://gty.im/71220950

文部科学省の統計によれば、2013年度の留学(短期留学は除く)者数は55,350人であり、そのうち英語圏に留学した学生数は46%中国(台湾含む)語圏のそれは約42%、残りは韓国やドイツ、フランスなどが上位の留学先となっています。

上述した統計情報は、短期留学者(1~3ヶ月程)を除いた数字なので、それらを含めるならばより多い数字になっていると思います。(約8~9万弱)

また、2016年現在では中国市場の伸び悩み、中東情勢の不安定化、欧州でのテロ事件などの影響で全体の留学者数や留学先には多少の変動は見られる可能性もあるため、上述した統計情報は参考までに留めてもらいたいと思います。

 

私の留学経験

セルビア共和国の地図

私は大学3年の夏から約1年間、東ヨーロッパに位置し旧ユーゴ構成諸国の1つであるセルビア共和国に語学留学しました。多くの日本人にとって馴染みのない国ですが、私はこの国の歴史に興味がありました。セルビア共和国の母語はセルビア語であり、私はセルビア語を習得するためにセルビア共和国に留学をしました。

私がセルビア共和国に到着した時は、全くセルビア語なんて分かりませんでした。こうした状況を向こう見ずな行動と思う方もいらっしゃると思います。それでも、このセルビア語無知識な状態は結果的に見れば、良かったなと思います。

なぜならば、赤ん坊の状態のように分からない単語をイメージとして、行動の一つとして覚えていくので、日本人の多くが英語を話せない元凶である「日本語脳」で言語を習得する状況に陥らずに習得できたからです。(「日本語脳」に関しては、第4章にて説明します。)

最終的に、1年間の留学でセルビア語はB2(準上級者レベル)までに上達しました

 私の留学先は、前項で挙げた大部分を占める留学先である英語圏や中国語圏とは異なるだけでなくでなく、欧州の中で大国であるドイツやフランスといった第2外国語として人気である国では決してありません。

そのため、私の留学経験を通して実践した「語学留学を成功させる秘訣」は多くの留学予定者に当てはまらないのではと思うかもしれません。

しかしながら、私が実践した「語学留学を成功させる秘訣」は第1外国語としての英語や他の第2外国語関係なく、語学留学予定している国で語学習得を志す人に役立つはずです。

 

日本人との接触を避けること

http://gty.im/459105498

日本人との接触を避けることは、非常に重要です。

私の知り合いでも留学(短期留学も含む)から帰ってきても、習得したはずの言語で満足に会話するどころか、全く話せない人がたくさん見てきました。そうした事態になった理由は、留学先で「日本人同士で過ごしてばかりいた」ことが一番の大きな要因となっていると思います。

もちろん、未知の国で新たな環境の仲、新たな生活を始めることは非常に不安な要素がたくさんあり、文化・言語が共通している同士の方が圧倒的に楽ですし、相互理解が簡単です。

しかしながら、せっかく「日本ではない国」に来ているのに、日本人同士で過ごしていたら、日本にいるのと全く変わりません!

なので、例えクラスに日本人がいても極力関わり合わない、もし交流しても日本語以外の言語で話す等の工夫をしましょう!

私が留学したセルビア共和国では、現地在住日本人数は約100人であり、留学してから約半年間は日本人在住者との関係を全く持ちませんでした。

「日本人との接触を避けること」を一番最初に書いたのは、多くの日本人留学生がやる悪行だからです。語学留学を成功させたいならば、徹底しましょう!

 

現地人の恋人をつくること

http://gty.im/3301834

これは、「言語の習得」において不可欠ではありませんが、習得スピードを大いに早める一番の近道だと思います。

恋人となれば、お互いの距離間・愛情の度合いにもよりますが、友達よりも過ごす時間は長いと思います。そうすると、現地出身の恋人が出来れば、必然的に彼女/彼氏と現地の言語で話す機会は格段に増えます

また恋人(外国人)側もあなたのことを好きだからこそ、あなたの拙い言語だとしても理解してくれようと努力してくれます。こうした恋人の姿勢を見れば、あなたも日本人独特の「間違い」を「恥」と思う気持ちも薄れ、積極的に話そうと努力すると思います。

 

私も留学してから約半年後に現地人の彼女(セルビア人)が出来ました。彼女は私の拙いセルビア語も理解しようとしてくれたため、付き合いだしてから私のセルビア語は飛躍的に伸びました。なので、彼女の存在なしにセルビア語上達はなかったと言っても過言ではありません。

結婚写真

ちなみに、その彼女とは約3年間の遠距離恋愛の末に結婚をし、現在は晴れて私の奥さんです。

 

新聞を読むこと

http://gty.im/157059973

新聞を読むことは、新しい単語の発見と文法の勉強に役立ちます!

私がセルビア語を勉強し始めてから約1ヶ月過ぎた辺りから、現地の大衆紙を毎日読み始めました。

読み始めた当初は、辞書を広げながらすべて読み切るのに約3~4時間くらいかかっていたと思います。最初は非常に苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。なぜならば、ほとんどの単語、文法が分からないからです。

しかしながら、毎日読んでいるとそのうち「あっ!これ前に見たことあるな」と思う単語がよく見かけるようになってきます。そうしていくうちに自然と単語の意味、使われ方、文法の一部が少しづつではありますが理解出来るようになるとともに、読み終わるのも1時間を切るようになりました。

英語を習得したい留学生の方は、読む新聞は英字新聞になると思うので、第2外国語を習得する留学生よりも比較的簡単に読めると思いますし、全然余裕と思うかもしれません。

しかしながら、友達同士で話す言語や単語などは文法上正しいとは限りません。新聞を読みながら正しい文法や単語の使われ方を学んでいくと、文章やメールの作成などの時に現地人から高く評価されると思いますよ。

また新聞を読むことで、現地の政治経済情勢や文化などを知ることが出来、現地の友達と話すときのネタになったりするので、一石二鳥です!

 

日本語で考えるのをやめること

記事冒頭にて「日本語脳で言語を習得する」状況について触れましたが、この状況とは以下に例を交えて説明します。

 

  (例)英語で聞く➜日本語に訳す➜理解する

       日本語で考える➜英語に訳す➜話す

 

つまり、自身の母語である日本語が中心となって「理解する」「話す」行動が行われているということです。

私はこの「日本語脳」から如何に早く脱出できるかが、語学留学を成功させる上で重要な鍵になってくると思います。

この「日本語脳」から脱出し、以下の例のような状況が生まれることが望ましいと思います。

 

  (例)英語で聞く➜日本語に訳す➜理解する

       日本語で考える➜英語で考える➜話す

 

前者と異なり、今度は英語が中心となって「理解する」「話す」行動が行われているということが分かると思います。

私の場合は、脳の中に「日本語脳」、「英語脳」、そして「セルビア語脳」があるように感じます。これは私が意図していなくても、その時その時で話す言語によって使う脳の部分が変わるような感じです。

では、如何にして「日本語脳」から脱出するか、その方法を次の章でご説明します。

 

 

日本語辞書は使わずに、英英辞典を使うこと

http://gty.im/93093860

多くの語学留学に行く方は、現地言語の辞書(例:日英辞書 or 電子辞書版)を持っていくと思います。

しかしながら、これから購入しようと思っている留学予定者はお金の無駄になるので買うのを辞めましょう

理由は前章で述べた通りです。日本語辞書を使って(例:日英辞書)言語を習得すると、どうしても「日本語脳」の状態で新たな単語を習得することになってしまいます。

そうすると、新たに習得した単語を聞く/使う際にどうしても日本語が中心となって「理解する」「話す」行動が行われてしまうからです。

そのため、英語圏に語学留学する場合は現地で英英辞典を購入して学んでいくことを強くオススメします。英英辞典ならば、単語の説明が英語でなされているので、必然的に「英語脳」で理解しようと努めます

※フランス語圏の場合は、英仏辞典や仏仏辞典。ドイツ語圏の場合は、日独辞典や独独辞典など。

私の場合は、英語/セルビア語辞典とセルビア語/セルビア語辞典を使用して言語の勉強をしていました。この結果、驚くことに英語力も向上したように感じます
※第2外国語の習得と第1外国語(多くの場合、英語)の向上に関する相互関係については、別の機会にお話し出来たらと思います。

 

現地の友達と頻繁に飲みにいくこと

http://gty.im/450622600

私はお酒、特にビールが大好きです。

お酒を飲むと、基本的に多くの方が饒舌になりますよね?

これを利用して、言語の習得をしようと考えるわけです。

私は、比較的無口なほうで、人の話を聞くほうが好きです。しかしながら、言語を話さなければ一向に話せるようにはなりません

私は留学中に友達を誘い、頻繁に飲みに行きました。不思議なことに、普段は無口な私が自然と話してしまうんですよね。

正直に言って、「話す」面での言語の習得は大学での授業よりも「飲み会」での「授業」のほうが何倍もためになりました。なぜならば、大学の教授が説明する言語や文法などは、日常生活で使われる言語と全く異なり、一向に一般民衆が話す言語になりません。

なので、私のように普段は無口な人は、お酒を飲みながら、言語の習得をしてみるといいかもしれませんね。

 

字幕ありの映画やドラマを鑑賞すること【第2外国語の場合】

http://gty.im/72513701

この章では、英語圏で英語を勉強する目的の語学留学生には当てはまりませんので悪しからず。

例えば、オランダ語をオランダで学ぶ学生がいるとします。学校が終わり、夕方過ぎに家に帰ってテレビを点けてみると、アメリカ/イギリスドラマが放送されているチャンネルに遭遇します。

これは、オランダや私の留学先のセルビアでも同じ状況でした。

学校が終わり、家に帰ってテレビを点けてみると、FriendsやTwo and half man, The big bang theory, That 70’s showが毎日夕方6時過ぎから8時くらいまでやっていました。

私は昔から海外ドラマが大好きで、上述したコメディードラマは大好きです!何度見ても笑えるし、冒頭のシーンを見ればすぐに内容を思い出すほど大好きです。

日本で映画や海外ドラマが地上波で放送される時はほとんどの場合、日本語吹き替えになっていると思います。しかしながら、大抵の日本国外の場合、現地の言語字幕が付いている形になっています

それを利用して、英語のセリフを聞きながら、現地の言語ではどのように訳されているのか、どのような言い回しになっているかなどを見ながら勉強することができます。

これは非常に良いやり方だなと私は思っています。なぜならば、楽しみながら言語を勉強できるからです!

私は現在オランダ在住でオランダ語は全く分かりません。
でも、この方法を利用して、なんとなくオランダ語の文法が少し分かりつつあるなと思います。

 

日本人が多くない国・地域・学校に留学すること

http://gty.im/459565878

最後は、究極的な方法です。

ただし、英語圏であるアメリカはじめオーストラリアやカナダ、イギリス等といった国に留学すると”絶対に”日本人がいないわけがありません。なので、この究極的な方法が適用される国・地域を見つけるのは非常に難しいですよね。

ただし、私のように日本人在住者が約100人しかいない国に留学すると、日本人を見かけることさえほとんどありません。そのため、日本人と接触する機会させありません。

なので、英語を習得しようとする留学生ではなく、第2外国語としてマイナーな言語を勉強しようとしている留学生は、前者よりも「良い」環境に恵まれていると言えます。

なので、あえてメジャーな言語ではなく、マイナーな言語を習得する目的で留学する人「語学留学を成功する」チャンスが大いにあると言えます。

 

終わりに

気が付けば非常に長文な内容となってしまいました。しかしならば、今後語学留学を予定している人がこの記事を読んで、参考になったと言ってもらえれば非常に嬉しいです。

また、私のようにセルビア語というマイナーな言語の習得を目的として語学留学をする人が増えれば筆者はとても嬉しく思います。

著名な言語学者Michael Kraussの予言によれば、世界に約6000ある言語のうち、約半数が約100年以内に使われなくなる、とのことです。

そのため、マイナーな言語を勉強することは、自身の能力だけでなく一つの文明社会の維持・保存を目的として大きな意義があると私は考えています。

 

参考資料
「日本人の海外留学状況」文部科学省(HP

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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