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アムステルダムで本格的バルカン料理を堪能できる最高のレストラン「Foodism」(2018年1月にて閉店)

バルカン料理が堪能できる「Foodism」

注意:こちらの記事にて紹介しているレストラン「Foodism」は、2018年1月末にて閉店しました。

 

オランダ首都アムステルダムは、世界各国から多くの人が仕事・観光で集まる国際都市であることから、世界中の料理が楽しめる街でもあります。実際に、アムステルダム市内中心部を歩いてみると、様々なレストランを見かけます。

多くのお客さんで賑わっているレストランを覗いてみると、アルゼンチン料理や中華料理、日本料理、イタリア料理、インドネシアなどの東南アジア料理だったりしますが、こうした料理は世界中どこでも味わえますよね。

そこで、「せっかく、アムステルダムに来たんだから他地域では食べられない料理を味わってみたいな」と思う方に、是非オススメしたい料理があります!

それは、バルカン料理です!

 

私は自信を持って言えます。日本人でバルカン料理を食べたことがある人は人口の1%も満たないはずです。なぜならば、日本でバルカン料理を食べられるレストランは東京の某クロアチア料理レストランくらいだからです。

そのためバルカン地域を旅行した人でないと、「バルカン料理を食べたことがある!」という人は皆無に近いです。そして、バルカン地域を観光で訪れる日本人観光客も非常に少ないことから、人生でバルカン料理を食べたことがない日本人がほとんどである現状に繋がっています。

 

しかしながら、かつてバルカン諸国の一つであるセルビアで暮らしていた私からすると、「バルカン料理を食べたことがない」ことは非常にもったいないです。なぜならば、バルカン料理ほど美味しい料理はないからです!

そこで、今回は国際都市アムステルダムで美味しいバルカン料理が手頃な価格で楽しめるレストラン「Foodism」を皆さんに紹介したいと思います。そして、オランダ在住またはアムステルダムを観光で訪れる方に、Foodism」を通じてバルカン料理の美味しさ、バルカン食文化の美しさに触れてみてもらえたらと思います!

 

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バルカン料理が堪能できる「Foodism

バルカン料理が堪能できる「Foodism」

バルカン料理が堪能できるレストラン「Foodism」は、同じくアムステルダムにあるバルカン食料品スーパー「Prijatelji」(プリヤーテリ:南スラヴ語で「友達」の意)を経営するボスニア出身モンテネグロ人のオーナーが、2011年にオープンさせた地中海料理レストランになります。

前述したバルカン食料品スーパー「プリヤーテリ」を直撃インタビュー取材で訪れた際に、もう一人のオランダ人オーナーがこのレストラン「Foodism」を夕食に勧めてくれ、「プリヤ―テリ」での取材を終えた後に行ってみました!

※バルカン食料品スーパー「プリヤーテリ」のインタビュー記事はこちら!

 

 

レストラン「Foodism」の店内

レストラン「Foodism」はアムステルダム西側地区(アムステルダム中央駅からバスで約15分)の場所に位置し、バルカン食料品スーパー「プリヤーテリ」から約100m離れているだけです。

店内に入ると、お店の現代風でカジュアルな内装に非常に驚きました。クロアチアのドゥブロヴニクやスプリットなどのリゾート地は除いて、バルカン伝統料理レストランというのは基本的に昔ながらの「古臭い」雰囲気を漂わせる内装が施されています。そのため、「Foodism」の内装からはバルカン料理が提供されているなんて思いません。

私がレストランを訪れた時間はオープンする前で、店内には3人のスタッフがオープンの準備をしていました。しかしながら、オープン前にもかかわらず席を案内してくれました。すると驚くことに、彼ら3人はみなバルカン地域の旧ユーゴスラヴィア出身だったのです。2人のシェフはボスニアとモンテネグロ出身、ウェイトレスはクロアチア出身でした。3人とも非常に気さくなスタッフで、バルカン特有の暖かいホスピタリティを感じます

渡されたメニューを見てみると、「Foodism」のメインは地中海料理ではありますが、様々なバルカン料理が見受けられました。また、各料理の価格も約6~9ユーロと非常に手頃な値段設定で好印象です。オランダ国内のレストランで提供されるディナー料理は総じて非常に高く、一品13ユーロくらいかかる印象があるため、私はオランダで外食することはほとんどありません。

 

クロアチアの有名な観光地フヴァル島産のロゼワイン「Zlatan Opol Rose 」

ロゼワイン「Zlatan Opol Rose 」。グラス一杯4ユーロ。 出典:https://www.thewineandmore.com/

まず最初にドリンクとしてクロアチアの有名な観光地フヴァル島産のロゼワイン「Zlatan Opol Rose 」を注文しました。「Foodism」ではフランスやスペイン産のワインも置いてありますが、クロアチアやマケドニア、セルビア産の様々なワインも置いてあります

このロゼワインは非常に香りもよく、味もしっかりしていて非常に美味しかったです。

 

スターターのパンセット(赤ペースト:アイヴァル、白ペースト:ニンニク風味のマヨネーズ)

スターターのパンセット(赤ペースト:アイヴァル、白ペースト:ニンニク風味のマヨネーズ)

ワインと一緒にスターターとして提供されたのが、アイヴァルとニンニク風味のマヨネーズのパンセット。

アイヴァルは赤パプリカをスパイスや塩と一緒に煮込んで作ったペースト状の保存食で、バルカン地域の国民食的存在です。主に肉料理のトッピングとして使用されますが、パンに塗って食べても美味しいです。ニンニク風味のマヨネーズは今まで食べたことがありませんでしたが、パンに塗って食べるとすごい合います。美味しアのあまり、追加でパンセットを貰ってしまいました。

バルカン地域のレストランでもスターターとして同様のパンセットが提供されることがしばしばありますが、会計時のレシートを見てもらうと料金が発生しています。注文していなくとも、提供されるものであるため日本の居酒屋で提供される「お通し」のようなものです。

しかしながら、Foodism」では無料提供でした!会計時にレシートを見てビックリしました。これも「Foodism」で提供される暖かなホスピタリティ?

 

グリークサラダ

グリークサラダ 価格:7.5ユーロ

前菜として注文したグリーク(ギリシャ風)サラダ。

グリークサラダは、私がセルビアで生活している時にレストランでよく注文していたサラダです。新鮮なトマトやキュウリ、赤タマネギ、オリーブに濃厚なフェタチーズがたっぷりと乗った伝統的なサラダです。

本国ギリシャを訪れたことがないため、ギリシャ人も大好きなサラダなのかは分かりませんが、セルビアではレストランの前菜として欠かせない料理です。

 

ダルマチア産プロシュート

ダルマチア産プロシュート 価格:8.5ユーロ

クロアチア観光リゾートとなっているアドリア海沿岸沿い一帯地域(ドゥブロブニクやスプリット)は、「ダルマチア」と呼ばれています。このダルマチア地域は、歴史的にイタリア文化の強い影響を受けていることもあり、プロシュートがクロアチア沿岸の伝統料理として親しまれています

プロシュートと言えば、イタリア産の生ハムを思い浮かべる人も多いと思いますが、クロアチア産のプロシュートも非常に美味しいです。「Foodism」では、チーズとオリーブと一緒に提供されていて、濃厚なチーズの味にさっぱりしたオリーブの味が一緒に組み合わさって、最高の組み合わせの味が楽しめます。

 

チェバプチチ

チェバプチチ(2人前) 値段:13ユーロ

メインディッシュとして注文した細い肉棒のチェバプチチ。

チェバプチチは、バルカンで最も伝統的な料理であり、国民から愛されている料理です。バルカンを訪れたら、絶対に外せない料理です。「Foodism」で提供されているチェバプチチは、牛肉と羊肉を混ぜた挽肉から作られています。個人的には、この組み合わせの挽肉から作られるチェバプチチが一番美味しいと思います。

Foodism」で提供されるチェバプチチは、現地バルカンの味にまったく劣ることなく、最高の味を提供しています。その一方で、「Foodism」と現地バルカンで提供されるチェバプチチには違いがあります。

それは、料理の盛り方です。「Foodism」で提供されるチェバプチチ(上記の写真)を見てもらうと、肉が縦に一列になってオシャレに盛られていますが、現地バルカンではこのようにオシャレに提供されることは見たことがありません(下記の画像)。

セルビア首都ベオグラードで提供されるチェバプチチ

例:セルビア首都ベオグラードで提供されるチェバプチチ

実は、バルカン食料品スーパー「プリヤ―テリ」のオランダ人オーナーにインタビューしていた際に、オランダ人は「中身の質」ではなく「見た目(オシャレかどうか)」で商品の良し悪しを決める傾向があるという話を聞きました。

そのため、この「Foodism」で提供されるチェバプチチ以外の料理も洗練された盛り付けが施されており、こうしたオランダ人の傾向を理解してのオランダ風バルカン料理が提供されているのだなと感じました。そのため、料理の見た目も大切にする日本人にとっても、「Foodism」で提供される料理の盛り付け方に好印象を抱くのではないかと考えています。

 

前述したように、「Foodism」では私が注文した以外のバルカン料理も提供されています。こちらで提供されている料理のメニューを確認することができます。

 

まとめ

まとめ

実は、バルカン食料品スーパー「プリヤーテリ」のオーナーから、「Foodismで提供するバルカン料理は自信をもって美味しいと言えるから、是非試してくれ!」と言われていました。最初は彼の言葉に半信半疑でしたが、「Foodism」では本当に美味しいバルカン料理が味わえます!

下手したら、バルカン地域のレストランで提供されるバルカン料理よりも美味しいかもしれません。この言葉を疑う人は、是非訪れて自分の舌で確認してみてください!

 

Foodism」は非常に人気なお店で、予約せずに入店すると空席がない可能性もあります。そのため、こちらのページまたは直接の電話から事前に予約することを強くオススメします。

ちなみに、こちらのレストラン「Foodism」で味わえるバルカン料理、例えばアイヴァルやチーズ、チェバプチチ、ワイン、そしてバルカン伝統酒ラキヤなどは、近くのバルカン食料品スーパー「プリヤ―テリ」で購入することができます。好きな味を見つけたら、「プリヤーテリ」で商品を購入して自宅でもバルカン料理を楽しめます!

レストラン「Foodism」に直接足を運んで、バルカン料理の美味しさを発見し、バルカン食文化の美しさを知ってみてはいかがですか?

※バルカン食料品スーパー「プリヤーテリ」の詳細は、以下のページにて。

注意:こちらの記事にて紹介しているレストラン「Foodism」は、2018年1月末にて閉店しました。

 

本格的バルカン料理を堪能できるレストラン「Foodism」の詳細
住所Hugo de Grootplein 10, 1052 KW Amsterdam, the Netherlands.
公式サイトhttp://www.foodism.nl/(オランダ語表記のみ)
開業時間:毎日17:00~23:00(定休日なし)
予算:一人当たり20ユーロ

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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コメント

  • コメント (2)

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    • 一大学教師
    • 2018年 5月 18日

    こんにちは、こーたろー様。
    6月は出張でアムステルダムに行く予定だったので、いろいろレスストランを探していました。
    おすすめのFoodismは閉店のようですね。残念。

  1. 一大学教師さま

    ご連絡ありがとうございます。Facebookページを覗いてみたら、2018年1月末にて閉店してしまったようですね。アムステルダム中心から少し離れた場所に位置し、バルカン料理というニッチなレストランだっただけに、多くのお客さんを見込めていなかったのかもしれません。私にとっても残念です。

執筆者のプロフィール

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フリージャーナリスト&英語・セルビア語通訳者
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オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。

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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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