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【レビュー】ベルギービール「シメイ」4種類で一番どれが美味しいの?

【レビュー】ベルギービール「シメイ」4種類で一番どれが美味しいの?

今回の記事では、ベルギービールの定番であるトラピストビール(トラピスト会修道院で製造されているビールの総称)で最も知名度があり、日本人の間でも強い人気を誇る「シメイ(Chimay)」ビール4種類の飲み比べを行います!

 

実は、私が初めて味わったベルギービールはシメイ・ブルーであることから、ベルギービールそしてトラピストビールの美味しさに魅了されるきっかけになった思い入れのあるビールになります。

そのため、「シメイ」ブランドは私にとって特別な存在であり、今でも頻繁に飲むベルギービールです。

近年の日本でもベルギービールブームの到来により、様々なベルギービールを一般市場でもよく見かけるようになりましたが、特に「シメイ」ブランドは大手スーパーの陳列棚に常時置かれているところを見かけます。ラベルからも歴史と品格が見て取れますよね。

 

しかしながら、日本市場でよく出回っている「シメイ」ブランドは3種類(レッド・ホワイト・ブルー)あり、どれがどんな味なのか、どれを選べばいいのか分からず困ってしまう人も多いのではないでしょうか?

実は、当初そのように困ったのは私も同じです。

そこで、今回の記事では各4種類のシメイ・レッド、シメイ・ホワイト、シメイ・ブルー、シメイ・ゴールドのレビューを行い、これから「シメイ」ビールを試してみようと思う方に参考になれば幸いです!

 

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「シメイ」ビールとは?

シメイ・ブルーに記載されているトラピストビールのロゴマーク

シメイ・ブルーに記載されているトラピストビールのロゴマーク

前述したように「シメイ」ビールは、トラピストビールの一種になります。トラピストビールとは、カトリック系のトラピスト会に加盟している修道院が醸造するビールの総称になります。

世界に171あるとされるトラピスト会修道院のうち、11ヵ所のみでビールの製造が行われています。ベルギー国内では、6ヵ所のトラピスト会修道院がビールを製造しており、「シメイ」ビールはそのうちの一つになります。

 

「シメイ」ビールの歴史と製造方法などは、以下の通りになります。

中世からビール自体の生産は行われていたが、トラピストビールとしての生産がシメイ醸造所にて始まったのは1862年からとなっており、当初は地域の失業者を雇用する目的であったと伝えられている。1876年からはチーズの製造も行うようになった。他のトラピストビールと同様、シメイの販売による利益は、修道院の活動および地域の開発にのみ当てられている

製造は修道院内の醸造所で行われ、院内に設置された井戸水が使われる。製造過程で出る、麦汁を作った後の麦のカスなどはチーズを作る雌牛の飼料に利用されている。醸造後、発酵を終えたビールは12km離れた工場へ輸送されて瓶に詰められる。この瓶詰め工場では1時間に4万本を瓶に詰める能力をもっている。そうして瓶詰めされたビールは3週間程の再発酵期間を経ながら世界中へと送られる。

※下線部は執筆者の強調部分
出典:『シメイ(ビール)』Wikipedia(アクセス日:2017/08/08)

 

以下の動画では、「シメイ」ビールを製造しているスクールモン修道院が製作した英語解説の動画になります。「シメイ」ビールの歴史と現在の製造過程が映像として分かりやすく解説されており、非常に参考になります。

 

前置きはこれくらいにして、早速飲み比べを行ったレビューを以下に記載していきます!

ベルギービール「シメイ」4種類の飲み比べ

左から「ホワイト」「レッド」「ブルー」「ゴールド」

※以下のレビューで記載する参考市場価格は、オランダ国内の大手スーパーチェーン「アルバート・ハイン」および酒屋小売店(シメイ・ゴールドのみ)で、2017年9月現在に販売されている価格になります。

 

シメイ・レッド

シメイ・レッド

アルコール度数:7%
市場価格:1.49ユーロ

シメイ・レッドはシメイビールの旗揚げのビールであり、「シメイ」ブランドで最も歴史のあるビールです。当時は750mlのボトルでのみ提供されていたそうです。現在販売されている330mlボトルタイプは、1948年から製造および販売されています。

《飲む前の香り》

酸味と甘味のある深い香りが漂う。香りだけでお腹いっぱいになりそう。 

《味》

ブドウなどの果実の甘味と香ばしいカラメルの味が合わさったうま味。苦味はほとんどしない。

《飲んだ時の香り》

口に含んだ時と同様にブドウとカラメルの風味が口全体に広がっていく。

《総括》

甘味と苦味が程よい感じでバランスよく表現されている。口当たりが絶妙に柔らかく、バランスの取れた風味があることからビール独特の苦みが苦手という方にオススメ。

 

 

シメイ・ホワイト(トリプル)

シメイ・ホワイト(トリプル)

アルコール度数:8%
市場価格:1.45ユーロ

アビー修道院で醸造されるビールで最も新しいビールで、1966年に醸造が開始されました。一番新しいと言っても、50年以上も前になります。

 

《飲む前の香り》

グラスに注いで香りをかいだ時、白ワインのようなフルーティーな香りが漂う。ビールじゃなくて白ワインじゃないのか?と疑いたくなくるほど、白ワインの香りに非常に似ている

《味》

爽やかなフルーツの甘味ハイネケンビールのような爽やかなホップの風味が口全体に広がるまた、カラメルの甘味も多少感じるものの、シメイ・レッドほど感じずにフルーツの爽やかな甘味がより主張されている。

《飲んだ時の香り》

味と同じように、爽やかなフルーツの風味がアロマのようにどんどん強まる感覚。

《総括》

くどくないドライな味わいであるため、夏に喉が渇いている時にゴクゴクと飲みたいビールだ。暑い夏の昼間にぴったりのビールだと思う。

 

 

シメイ・ブルー

シメイ・ブルー

アルコール度数:9%
市場価格:1.55ユーロ

最も個性のあるシメイビールとして一番有名か?醸造当初はクリスマス用ビ―ルとして販売されていたものの、人気の高まりから通年で醸造されるようになったそうだ。

 

《飲む前の香り》

シメイビール他3種類の中で最も濃厚なカラメルの香りが強く漂う香りだけで、満足してしまいそうになるくらい美しいアロマの香り。

《味》

口に含んだ瞬間から濃厚なカラメルの風味香ばしい果実の甘味を感じ、そして何かスパイシーな辛みが舌で感じる。グラスに注いだ状態の色ダークブラウンからも想定できるように、本当に濃厚な味だ。飲み干した後に残る苦味も余韻に浸るのに十分。

《飲んだ時の香り》

飲む前の香りの5倍は口全体に広がっていく感覚。口全体から頭全体に広がっていくのではないかと思うほどの強い香りを感じる。

《総括》

冒頭で述べたように、シメイブルーが大好きな私ですが贔屓目なしで見て、これほど濃厚なビ―ルはないと感じるほど濃厚です。そのため、深い味わいと飲み干した後の強い苦味を楽しみたい方は絶対好きになるビール

 

シメイ・ゴールド(ドレ―)

シメイ・ゴールド(ドレ―)

アルコール度数:4.8
市場価格:2ユーロ

ドレー修道院内での飲用と近郊のカフェ等でのみの提供が長らく続いていたものの、現在は酒屋さんなどの専門店で販売されているところもあります。日本では、一般のスーパーには置いていない種類になります。

 

《飲む前の香り》

シメイ・ホワイトと非常に似た爽やかなフルーティーな香り。けれども、シメイ・ホワイトほど強い香りはしない。

《味》

口に含んだ時にオレンジのような柑橘系の爽やかな風味を感じ、飲み干した後にピーチのようなうっすらとした甘味が口後方部に感じる面白い味わい。

それ以外にも、他3種類で感じられる独特のカラメルの甘味はまったくなく苦味もほとんどしない

《飲んだ時の香り》

爽やかなフルーティーの香りがうっすらと続く。ただし、それほど強いわけではなく、陰に隠れて主張してこないほどの「うっすらさ」だ。

《総括》

口当たりはシメイ4種類の中で最も柔らかく、飲み干した後に典型的なビールを飲んだ時のような感覚がしない。「ビールが嫌いだ」と言う人にぜひ試してもらいたい一品

 

まとめ

「シメイ」ビール飲み比べのまとめ

今回の記事タイトルになっている通り、シメイビール4種類で一番どれが美味しいの飲み比べを行いましたが、正直に言ってどれも美味しかったです。

4種類のビールそれぞれに個性があり、どのビールにも魅力があります。

濃厚なビールや強い苦味が好きな私が強いて順位付けすると、以下のようになります。

  1. シメイ・ブルー
  2. シメイ・レッド
  3. シメイ・ホワイト
  4. シメイ・ゴールド

シメイ・ゴールドはアルコール度数が他3種類と比べて低いため、物足りなさを感じてしまいます。しかしながら、どのビールも個性に溢れているため、それぞれ4種類を購入して飲んでみて、自分の好みに合う種類を見つけるのが一番だと思います。

 

以下の専用グラス付きの飲み比べセットがオススメです。ビールが好きな父親への誕生日や父の日ギフトにもピッタリの品物になるのではないかとも思います!

 

ベルギービール「シメイ」の魅力をぜひ味わってみて下さい!

 

シメイビール公式サイトhttp://chimay.com(英語表記)

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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