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ハーグで最も魅力的なイベント「大使館フェスティバル」に行かなきゃ損!

ハーグで最も魅力的なイベント「大使館フェスティバル」に行かなきゃ損!

2017年9月2日(土)に私が居住しているオランダ政治都市ハーグの一画で、「大使館フェスティバル Embassy Festival」が開催されました!このイベントには様々な国の大使館が参加して自国文化をプロモーションすると聞いていたので、私は非常に楽しみに待っていました!

 

参加した感想は・・・

ハーグで開催されるイベントで一番楽しい!

 

なぜならば、このイベントには計43ヵ国もの大使館がブースを出展しているだけでなく、観光地としてあまり有名ではない国の文化に触れることができたからです。また、各国ブースでは様々な伝統料理を無料で試食できたり、今まで知らなかった文化や伝統工芸品を知ることもできたことも大きな理由です。

私と妻が会場に到着したのは、イベントが始まってから1時間が過ぎた13時頃。そして、気が付けばすでに17時頃に差し掛かっていました!それほど時間が過ぎてしまっていることに気が付けなかったほど、面白かったということです!

その反面、このフェスティバルは在オランダ日本人在住者の間であまり知られていないようですが、それは本当にもったいないです。

今回の記事では、今年で5回目の開催となった「大使館フェスティバル」の魅力を存分にお伝えしながら、多くの人にこのイベントを知ってもらい、来年以降にも参加したいと思う方が増えればと幸いです。

 

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大使館フェスティバルは何が目的なの?

(上記の動画は、大使館フェスティバルの魅力が凝縮されたプロモ―ション)

この大使館フェスティバルの目的は、ハーグに存在する多種多様な文化にスポットライトを当てるためです。そして、この目的に共感して、自国文化を多くの人に知ってもらいたい多数の大使館(2017年度は43ヵ国)がブースを出展しています。

また、様々な大使館ブースが出展されているだけでなく、用意されたステージ上では伝統的な民族楽器を演奏したり、民族音楽が現代音楽に融合した曲を披露するアーティストたちを観ることもできます。

 

2017年時の会場マップ

2017年時の会場マップ

では、なぜハーグで開催されるのでしょうか?

オランダ在住者の日本人であれば周知のことですが、首都はアムステルダムだけれども各国の大使館はオランダ第3の都市ハーグに位置しています。その理由は、ハーグにオランダ中央政府機構が位置している政治都市だからです。

政治都市だけでなく様々な国際機関もハーグに立地していることもあり、ハーグはアムステルダムに負けないくらい様々な民族が共存する多文化社会となっています。

そのため、大使館が位置していること&多文化社会であるハーグだからこそ、実現できるイベントだということになります。

 

さまざまな国の伝統料理が楽しめる!

たくさんの伝統料理が楽しめる!

「ダールヴィッシュ」シリア系ブースで販売されたハーブ風味フラットブレッド ※執筆者が撮影

「大使館フェスティバル」で一番の醍醐味は、何と言ってもさまざまな国の伝統料理を味わうことができることです!

そして、多くの大使館ブースでは試食品として各国の食文化を無料で味わう機会が設けられていたり、気になるモノがあれば梱包された箱や容器を開封して試食させてくれます。

 

イスラエル大使館ブースで大量に無料で提供されていたフムス

イスラエル大使館ブースで大量に無料で提供されていたフムス ※執筆者が撮影

例えば、イスラエル大使館ブースには多くの人々が集まっており、人混みを分けて覗いてみるとそこには大量のフムス試食会が行われていました。異なるフムスを試食して、気に入ったスパイシーなフムスを購入しようとしたら、なんとイスラエル大使館ブースは何も販売していないとのことでした。

大使館職員が「残念ながらここでは販売していないの。でも、ここで提供しているフムスは好きなだけ食べていいからね!」と言っていましたので、多くの人々が群がりながらフムスを好きなだけ食べていました!(笑)

 

コスタリカ大使館で無料で配られたコスタリカ産コーヒー

コスタリカ大使館で無料で配られたコスタリカ産コーヒー ※執筆者が撮影

コスタリカ大使館ブースでは、深煎りされたコスタリカ産コーヒー豆をエスプレッソマシンから抽出された濃いコーヒーが無料で提供されていました!さすが、コーヒー大国コスタリカ!深煎りの濃いコーヒーが味わえました!

無料でコスタリカ産コーヒーを飲めるということもあって、多くの人が長い列を作っていました。バリスタが「10年後のライアン・ゴスリング」に激似でビックリしたことは裏話です!(笑)

 

知らなかった伝統文化に触れられる!

イエメン大使館ブースでは美しい民族衣装を着用した女性たちが伝統文化をアピール

イエメン大使館ブースでは美しい民族衣装を着用した女性たちが伝統文化をアピール ※執筆者が撮影

この大使館フェスティバルを歩いていて気付くことがあります。それは、観光大国の大使館が参加していないことです。例えば、ヨーロッパの観光地として有名なスペインやフランス、イタリア、イギリスだけでなく、母国である日本も参加していませんでした。

その代わり、今まで実際に触れたことのない国の文化を知ることができます。2017年度ではエクアドル、キプロス、グアテマラ、ハイチ、スーダン、イエメンなどが個人的に初めて触れる国の文化でした。

 

例えば、上記のイエメン大使館ブースでは美しい民族衣装を着用した女性たちが伝統文化をアピールするとともに、興味深い話を教えてくれました。

多くの日本人の間でも親しまれているモカ・コーヒーの「モカ」は、イエメンが発祥の用語だということです。イエメン大使館職員たちの話によれば、イエメンは昔からコーヒー豆の有名な産出国で、世界各国に輸出する際に使用していた港町「モカ」がモカ・コーヒーの由来となっているそうです。

多くのカフェで目にする「モカ」という言葉は、実はイエメン発祥であり、イエメンはコーヒー豆の有名な産出国だったということは、この大使館フェスティバルを訪れていなければ知らなかった事実だっただろうなと思いました。

 

シリア系ブースで販売されていた「アレッポの石鹸」

シリア系ブースで販売されていた「アレッポの石鹸」 ※執筆者が撮影

しかしながら、イエメンでは度重なる内戦や政情不安定な地域であるため、現在はほとんどイエメン産のコーヒー豆が生産されていないとか。店頭では、小瓶に詰められたイエメン産コーヒー「モカ・ウダイニ」20gが6ユーロで販売されていました。

試しに購入してみて飲んでみたところ、これまでに飲んだことのないコーヒー、というよりも「紅茶」という印象を受けました。こんな貴重な体験ができるのも大使館フェスティバルの特徴です。

 

伝統的な民族楽器や民族音楽が楽しめる!

伝統的な民族楽器や民族音楽が楽しめる!

伝統的な民族楽器や民族音楽が楽しめる! ※執筆者が撮影

食文化・伝統文化だけでなく、音楽文化も大使館フェスティバルでは楽しめます!

私が会場に着いたころには、設置されたステージ上ではスペイン出身の男性アーティストによるフラメンコが披露されていました。残念ながら終わりの演奏しか観れませんでしたが、会場は大盛り上がりで「ブラボー!」という声が会場内に響き渡ってました。

 

そして、16時ごろから一際目立つ音楽がステージ方面から聞こえてきた。聞こえてきたモノは、オリエンタルな雰囲気を醸し出す音楽に心地よいトルコ語の歌でした。

このバンド名は、Altın Gün。彼らはアムステルダム出身で今年結成された(?)ばかり。トルコ語で歌う男女2人の歌手は、トルコ系オランダ人です。Altın Günが作り出す音楽の特徴は、トルコ民族音楽とロックの融合です。

 

Altın Günの演奏に合わせて踊りだす人々

Altın Günの演奏に合わせて踊りだす人々 ※執筆者が撮影

彼らの音楽に合わせてステージ前のお客さんも踊り出して盛り上がっていました。オランダに住む人々はみんなダンスすることが大好きだ。僕ももう少しお酒を飲んでいれば、気持ちよく踊っていたことでしょう。

 

まとめ

アルメニア人のおっちゃんがせっせとBBQしていました。

アルメニア人のおっちゃんがせっせとBBQしていました。肉の香りにつられて長い行列が! ※執筆者が撮影

この大使館フェスティバルに参加したいと思いませんでしたか?

この大使館フェスティバルに行かないのは本当にもったいないです!私も今年このイベントに参加してみて、1日だけじゃなく2日・3日と連日で開催してほしいと思ってしまうほど魅力的でした。

今年だけでなく例年も、数多くのだまし絵が展示されているエッシャー美術館前の通りで開催されています。ハーグ在住者だけでなく、オランダ各地に居住する方も遠方から大使館フェスティバルに参加してみる価値は大いにあります。絶対に期待を裏切りませんよ!

また一つ、ハーグに居住する価値が発見できる機会になるはずです!

 

大使館フェスティバルの詳細
公式サイト:http://embassyfestival.com/
ハーグのイベント情報:http://embassyfestival.com/

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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