KOTARO JOURNAL

セルビア系メディアから受けたインタビュー記事が公開されました!

テレグラフ紙とのインタビュー記事

少し前の話になりますが、セルビア系メディアのテレグラフ(Telegraf)紙からインタビューを受けました。

そして、このインタビューが先日に記事として公開されましたので報告したいと思います。

 

質疑応答のインタビューはセルビア語で受け答えしましたが、私の友人や家族も読めるようにと編集者が英語に翻訳した記事も公開してくれました。

そのため、セルビア語話者ではなくとも、以下のリンクから読むことができます。

【セルビア語記事】

Japanac Kotaro se na prvi pogled zaljubio u našu zemlju: Oženio je Srpkinju, voli istoriju SFRJ, a evo šta je rekao o Titu i Đinđiću (FOTO)

【英語記事】

Japanese Kotaro fell in love with our country at first sight: He married a Serb girl, he loves the SFRY history, and this is what he said about Tito and Djindjic (PHOTO)

 

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インタビューを受けるきっかけ

別にセルビア語で執筆するブログ

別にセルビア語で執筆するブログ(Tokio do Srbije

今回テレグラフ紙の担当者からメールを通じて連絡をもらった背景には、このサイトとは別にセルビア語で執筆するブログ(Tokio do Srbije)を運営していることがあります。

こちらのセルビア語ブログでは、日本社会とセルビア社会に関するオピニオン記事を書いています。2018年6月現在までに3記事しか執筆していませんが、FacebookやTwitterなどのSNSでたくさん拡散されて大きな反響がありました。

 

 

また、セルビア語でツイートするTwitterアカウントでは、日本とセルビアに関する面白い内容をつぶやいていることも人気があります。こうした中で、テレグラフ紙の担当者が私を偶然にも見つけたことがきっかけとなります。

もし外国メディアなどから取材やインタビューを受けてみたいと思う方は、現地語で情報発信したり、TwitterなどのSNSで現地人と交流してみるとチャンスがあるかもしれません。

 

インタビューの内容

テレグラフ紙とのインタビュー記事

テレグラフ紙とのインタビュー記事

テレグラフ紙とのインタビュー記事で答えた内容は大まかに以下のような事柄になります。

基本的に内容は、私とユーゴスラヴィア/セルビアとの繋がりや日本とセルビア間の関係になります。インタビュー内には、一度も聞いたことのない政治家の名前や歴史上の人物名が登場しているかもしれません。

 

  1. 生まれやオランダに住んでいる理由などの自己紹介
  2. ユーゴスラヴィアを初めて聞いた時はいつで、どのような印象を持ったか
  3. セルビア語を習得することは難しかったか
  4. 旧ユーゴスラヴィア史の全貌を知る上で、どれくらいの時間が必要だったのか。旧ユーゴスラヴィア社会主義時代は国民全員にとって「黄金の時代」だったということに同意するか。
  5. 日本人はかつての旧ユーゴスラヴィア、そして現在のバルカンやセルビアをどう見ているか。どれくらいの人々がセルビアの地図上の位置を知っているか。
  6. 旧ユーゴスラヴィア紛争をどう考えているか。バルカン地域の人々は違いを乗り越えて関係を修復できると思うか。ティトーやスロボダン・ミロシェヴィッチ、フラニョ・トゥジマン、ゾラン・ジンジッチについてどのような意見を持っているか。
  7. 旧ユーゴスラヴィア/セルビア史のなかで最もお気に入りの人物は誰か。
  8. セルビア出身で私の好きなスポーツ選手は誰か。日本で人気なスポーツ選手は誰か?
  9. 日本人作家の村上春樹についてどう思うか。彼がノーベル文学賞を手にすることはできると思うか。
  10. セルビアの音楽や映画を視聴しているか。好きなアーティストや作品は何か。
  11. 現在の日本のように、先進国・強い経済力を持つ国になるためにセルビアに必要なものはなにか。
  12. セルビアと日本の間にある類似点・相違点はなにか。日本人はセルビアに対してどう思っているのか。「スルビア・ド・トキヤ(セルビアから東京まで)」というスローガンをどう思うか。
  13. 独特の生活スタイルや働き方、考え方が存在する日本。日本社会の良い点と悪い点はなにか。

 

インタビュー記事が公開されて驚いたこと

インタビュー記事が公開されて驚いたこと

インタビュー記事が公開されて驚いたこと

今回のインタビューで回答した内容には、現在のセルビア社会が抱える問題「優秀な若者の国外流出」を取り上げて、セルビア現政府を批判する内容も含まれています。

現在のセルビア政府は国内の主要メディアに大きな影響力を持ち、いわゆるメディア統制を行っていることが知られています。

そして、今回のインタビューを受けたテレグラフ紙もまたセルビア政府からの影響を強く受けるメディアであり、政府批判を行うことはありません。

 

こうした背景から、上記画像の一部は編集者によって削除されるかなと思っていましたが、一言一句も編集されることなく、そのまま記事が公開されました。

同記事内のコメントには、「日本人がセルビア大統領と政権与党を直接批判している。いつから許されるようになったんだ?」と書いているセルビア人もいました。

私も同様に不思議に思っています。通常であれば、絶対に編集内で削除されるべき箇所だからです。

 

そんな裏話は置いといて、今回のインタビュー記事をサイトを日頃から読んでくださっている人にも読んでもらえれば嬉しく思います。

【セルビア語記事】

Japanac Kotaro se na prvi pogled zaljubio u našu zemlju: Oženio je Srpkinju, voli istoriju SFRJ, a evo šta je rekao o Titu i Đinđiću (FOTO)

【英語記事】

Japanese Kotaro fell in love with our country at first sight: He married a Serb girl, he loves the SFRY history, and this is what he said about Tito and Djindjic (PHOTO)

 

 


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コメント

    • RU
    • 2018年 7月 05日

    いつも楽しく読んでいます。
    セルビアの今が日本語でわかるサイトはなかなかないので重宝しています。

    もともとユーゴ解体のニュースを小学生の時にみてこの地域に強い関心を持っていましたが
    その当時はそれ以上の情報を得ることはできずすっかり忘れていました。
    少し前に某オンライン英会話を始め、時間帯的によくセルビアの人と話します。
    もっと彼らのことを知りたいと思って調べていたらこのサイトを見つけました。

    本題ですが、仲良くなったセルビア人にどのメディアを信頼するかと聞いてみたところRTS (Serbian/National Broadcasting Corporation)という答えが返ってきました。
    どのようなメディアかご存知ですか?中立的なメディアなのでしょうか?ロシア寄り???
    ほかの記事で英語媒体のメディアをご紹介されていかたと思いますが、RTSは基本的にセルビア語のようで
    この会社のホームページを見てもよくわかりませんでした。
    もしご存知であれば教えてください。

  1. RUさま

    コメントありがとうございます。
    RTS(Radio televizija Srbije)は、日本のNHKのように国営放送局となります。そのため、セルビア国内でも放送チャンネルの1,2,3番はRTSの番組が放送されています。
    RTSは国営放送局であるため、政府寄りのニュース情報を発信しています。例えば、1990年代のミロシェヴィッチ政権時代にはプロパガンダ放送を行っていたりしていました。

    政府寄りのニュース媒体であり、かつ現セルビア政権はメディア・コントロールを行っているため、政権に不利となるニュースは基本的に流しません。
    そのため、政治的に中立な立場だと言うことはできないです。また、現政権体制に反対する野党候補は公平な報道を求めてRTS本部前でデモを行ったりしています。

    RTS以外にもセルビア国内の主要なマスメディアは、セルビア政権寄りとなってしまっている現状では、公平な報道をするメディアがほとんどなくなってきていること・報道の自由度が低下していることがセルビア国内だけでなく国際社会からも危惧されています。

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執筆者のプロフィール

Kotaro

フリージャーナリスト&英語・セルビア語通訳者
ブログ運営者のプロフィール

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト

オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。

お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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