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ベオグラード観光中に「スリ被害」と「タクシーのぼったくり」に遭わない対策法

ベオグラード観光中に「スリ被害」と「タクシーのぼったくり」に遭わない対策法

別の記事「【元居住者が検証】セルビアの治安は本当に悪いのか?」で、セルビアの治安は多くの日本人が抱いているほど悪くはないということを元セルビア居住者である私が検証してみました。

 

その一方で、セルビアの首都ベオグラードを観光中に気をつけなければいけないことが2つあります。

それは、「スリ被害」「タクシーのぼったくり」です。

これら2つは海外旅行に行く際には、どこの国に行っても気をつけないと被害に遭う可能性があります。例えば、日本人観光客がたくさん訪れ、治安が良いという印象を抱いているであろうオランダの首都アムステルダムでさえ、スリ被害ではなくとも置引や盗難事件はしょっちょう起きていますし、タクシーのぼったくりの被害に遭う日本人もたくさんいます(在オランダ日本国大使館情報)。

 

こうした軽犯罪は日本ではほとんど起きないために、海外旅行中にしっかりと対策をしていない人が多いのではないかと思いますが、ベオグラードでは私が教える対策法をしっかりと実践すれば、「スリ被害」にも「タクシーのぼったくり」にも遭わずに、快適に観光を楽しむことができるはずです。

これからベオグラードを観光で訪れる予定の方は、最後まで読んで実践してみてください!

 

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スリ被害に遭わない対策法

スリ被害に遭わない対策法

日本ではスリに遭うことなんて滅多にないと思いますが、セルビアに限らずヨーロッパ全体ではよく起きることです。とりわけ標的に合いやすいのは、もちろん外国人観光客です。

セルビアの首都ベオグラードでもスリ被害に遭うことは当然あります。ベオグラードでは一日平均で約150件のスリ被害が起きているとされており、ベオグラード市民の多くもスリ被害に遭っています。

 

上記の動画はセルビア語のみですが、どのようにして街中でスリが行われているのかが動画を通じて知ることができます。

一番スリ被害に合いやすいのは、主に女性が使う手提げバッグやトートバッグになります。チャック機能がなく中身が丸出しとなっているバッグは特に、簡単に財布などが盗まれやすいとされています。

 

また、在セルビア日本国大使館が発信する情報によれば、日本人観光客の中にもスリ被害に遭っている方もいるようです。そのため、下図のように在セルビア日本国大使館がスリ被害が多発する場所マップを作成して、公式サイトで注意喚起を行っています

地図左端のウシュチェ(UŠĆE)ショッピングモールはベオグラードで最大のショッピングセンターになります。最近はホームレスらしき人物や小汚い衣服を着用している人物が増加してきた印象があります。

買い物を楽しんでいる最中に、気遣いないうちにスリ被害に遭っていたということが多いのだと思います。

在セルビア日本国大使館が作成したスリ被害が多発する場所マップ

在セルビア日本国大使館が作成したスリ被害が多発する場所マップ

 

 

ただし、セルビアに限らずヨーロッパを観光する際に、しっかりとした対策と意識をしていればスリの被害に遭う可能性を減らすことができます。

以下では、セルビアに限ったことではないかもしれませんが「スリの被害に遭わない対策リスト」をまとめてみます。

 

  1. 高価な時計やアクセサリーを身に着けたり、金持ちに見えるキレイな服装をしないこと
  2. 大きな荷物(スーツケースなど)を持って、公共の場所を歩かないように極力心がける
  3. 乗車人数が多い公共交通機関(バスやトラムなど)に極力乗車しない←スリが一番行われる場所だから
  4. 乗車する場合には、乗り降りと乗車中にカバンや身の回りのものを目の届く範囲または腕で覆う。バッグのチャックは必ず締めておく。絶対に背中に背負ったりしてはいけない
  5. 知らない人から話しかけられても無視すること←話しかけられている間に第三者がスリを行う可能性があるから
  6. 財布を持たない=現金だけをポケットに直接入れる
  7. 周囲にロマ人の子供がいる場合にはより注意する
  8. スリ事件が多発する場所(以下の在セルビア日本国大使館が作成した地図を参照)で、スリの危険性をさらに警戒する

 

ベオグラードで最もスリ被害が起きる場所は、バスやトラムなどの公共交通機関内、とりわけ乗客がいっぱいになって身動きをとることさえ難しい満員状態の時によく発生すると言われています。

例えば、私の妻もバス乗車中に財布を盗まれたことがあります。満員状態でなくとも堂々とベオグラード市内のバスやトラム内でスリが行われたりします。

例えば、以下の動画はバス車内でのスリが行われる現場を紹介しています。

 

また、スリが多発するバスやトラムの路線番号も現地人の間で情報が共有されています。以下の路線番号は頻繁にスリが起きると言われているため、極力乗らない、または乗る際には細心の注意を払う必要があります。

バス:15番、20番、26番、50番、65番、77番、95番、309番
トラム;2番、7番

 

上述した「スリ被害に遭わない対策リスト」にて記載した「周囲にロマ人の子供がいる場合にはより注意する」は一種の人種差別と捉えられかねませんが、残念ながらベオグラードに居住するロマ人の子供がスリを白昼堂々行うケースが多々あります。

階段を登っている外国人バックパッカーに対して、3人のロマ人の子どもたちが後ろから近づいて、背中に背負っている大きなバックのポケットから何か盗もうとしている光景や、バスに乗ろうとする女性の背後からカバンに手を伸ばして財布を盗もうとする光景などを私はこれまでに多々見てきました。

セルビアではロマ人家庭の貧困度が高く、残念なことに子どもたちが軽犯罪に走る割合(親に頼まれている場合もあり)が高いです。

 

セルビアでスリに遭わない究極の方法は、時計などの貴重品や財布を身に着けないことです。私はセルビアに居住していた時だけでなく、現在もセルビアに帰った時には、外出時に必要な現金だけをズボンのポケットに入れて外出しています。

以上で述べたことを参考にして、ベオグラード観光時または滞在時にスリ被害に遭わないようにしっかりと対策するとともに、常に意識して行動しましょう。

次のページでは、タクシーのぼったくりに遭わない対策法を教えます!

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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