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日本からセルビアの銀行口座へ国際送金する方法

日本からセルビアの銀行口座へ国際送金する方法

先日、ある方からお問い合わせを通じて「日本国内からセルビアの銀行口座にお金を国際送金する方法はありますか」との質問がありました。

現代の社会では様々な国際送金サービスが登場してきており、様々な選択肢があると思いますが、東ヨーロッパにあるセルビアの場合だと日本から所定の銀行口座にお金を送金する選択肢がほとんどありません。

 

そのため、今回の質問者さんのようにインターネットで「日本からセルビアへ 国際送金」と検索エンジンサイトで探しても情報が見つからないであろうし、「どうやればいいのだろうか?」とお手上げ状態になる方がほとんどだと思います。

日本からセルビアの銀行口座へ国際送金する予定の日本人はほとんどいないだろうと思いますが、セルビアへ国際送金したことのある私が実体験を基にして、どうやって日本国内からセルビアの銀行口座に国際送金するのかを説明したいと思います。

 

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日本国内から海外へ国際送金する一般的な方法

日本国内から海外へ国際送金する一般的な方法

一般的に日本国内から誰かに国際送金をする方法は、以下の3通りになると思います。

1.銀行の窓口を通じた国際送金サービスを利用
2.Western Unionなどの独立した国際送金サービスを利用
3.PaypalやTransferWiseなどのオンライン国際送金サービスを利用

 

1.銀行の窓口を通じた国際送金サービスを利用する場合

ここに当てはまるのは、都市銀行やゆうちょ銀行になります。最近では支店や窓口を持たないネット銀行なども国際送金サービスを持つところも増えてきました。例を挙げるならば、以下のような銀行が該当します。

これら銀行の中で、送金手数料を安く抑えられるのは楽天銀行のようなネット銀行となります(約1,500〜2,000円ほど)。しかしながら、ネット銀行の口座をまだ持っていない方は口座開設に時間がかかるため、急ぎの国際送金には適していません。

3つの都市銀行は、それぞれ添付したリンク先を見てもらうと分かると思いますが、送金手数料がけっこう高い設定となっています。ゆうちょ銀行はネット銀行と都市銀行で必要な送金手数料の中間といったところだと思います。

そのため、ゆうちょ銀行を通じて国際送金をする方の割合は多いのではないかと思います。

 

2.Western Unionなどの独立した国際送金サービスを利用する場合

日本では海外送金する機会を持つ人がそれほど多くないために聞いたことがない人がいるかもしれませんが、Western Unionは世界で最も利用されている独立した国際送金サービスです。

このWestern Unionの国際送金サービスの特徴は、銀行口座を保有していない相手にも国際送金できる、つまりWestern Unionの支店窓口でお金の送金と受取ができるサービスを提供しているため、発展途上国などでより頻繁に利用されています。例えば、セルビアでも銀行口座を保有していない国民が多いため、Western Unionを使ってお金の送金や受取を行っている人が数多くいます。

 

それ以外にも、Western Unionは海外の銀行口座への国際送金サービスもあります。しかしながら、セルビアの銀行は銀行口座宛送金サービスを提供している国の対象に入っていないため、こちらのサービスを利用することができません。

そのため、今回の質問者さんの事例(セルビアの銀行口座への国際送金)で利用することができないサービスになります。

サービスの対象国:アイルランド、アメリカ、アラブ首長国連邦、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、エジプト、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、ケニア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スリランカ、スロバキア、スロベニア、タイ、チェコ、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ナイジェリア、ニュージーランド、ノルウェー、パキスタン、バーレーン、ハンガリー、バングラデシュ、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、モロッコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ロシア
※2018年1月現在

 

3.PaypalやTransferWiseなどのオンライン国際送金サービスを利用

Paypalを利用している日本人も多いかと思いますが、個人アカウントでPaypalが提供しているサービスは独自のオンライン口座を通じた方法での国際送金サービスとなります。そのため、受け取り側がPaypalのアカウントを保持していない場合には国際送金できないことになります。

 

TransferWiseは為替手数料が発生せずに格安の事務手数料だけで国際送金ができるということで、昨年から海外在住の日本人の間で大きな話題となっており、私も以前にTransferWiseの使い方を説明した記事を書きました。

しかしながら、このTransferwiseはセルビア国内への送金サービスを開始していないために、セルビアへ国際送金することはできません。

 

セルビアに住む「個人」へ国際送金する場合

セルビアに住む「個人」へ国際送金する場合

上記で見た3つの方法を踏まえて、セルビアに住む個人(銀行口座に関係なく)へ国際送金する場合に、最もオススメしたい方法はWestern Unionにを通じた国際送金になります。

前述したようにセルビアでWestern Unionを通じてお金の送金や受取をする国民が多いため、街角にWestern Unionの支店がたくさんあります。そのため、セルビア人にとってもWestern Unionでお金を受け取る利便性は非常に高くなっています。また、Western Unionはスピーディーに送金してくれるので、緊急の要件でも間に合う可能性があります。

 

Western Unionの送金手数料一覧

Western Unionの送金手数料一覧 出典:https://www.westernunion.com/JP/en/send-money-in-person-jp.html

デメリットとしては、Western Unionは少額の送金であれば手数料はそれほどかかりませんが、多額の送金になればなるほど手数料が鬼のように高くなりますので注意してください。

Western Unionのサービスを行っている店舗は、こちらのサイトから検索して探すことができます。

 

セルビアの「銀行口座」へ国際送金する場合

セルビアの「銀行口座」へ国際送金する場合

本題に当たる今回の質問者さんに対する回答に当たる部分は、こちらでの説明になります。

日本からセルビアの銀行口座へ国際送金する残された方法は、「銀行の窓口を通じた国際送金サービス」を利用することになります。

送金手数料を極力抑えたいのであれば、前述したネット銀行である楽天銀行が提供する国際送金サービスを利用することをオススメしますが、口座開設などに時間がかかるのと手続きが少し面倒くさいです。そのため、楽天銀行などのネット銀行の口座を持っていない方にはゆうちょ銀行での国際送金をオススメします。

 

ゆうちょ銀行窓口での「口座あて送金」に発生する送金手数料は2,500円となっていますが、ゆうちょ銀行が直接取り引きしている銀行がセルビアにはないことから他国の銀行を中継して送金するために中継手数料が発生します。

中継する銀行は送金先のセルビア銀行によって異なる可能性があります。しかしながら、中継する銀行や発生する中継手数料などはゆうちょ銀行の職員が検索してくれるため、こちらで事前に調べる必要はありません。

送金手続きの際に必要な情報などに関しては、こちらのページで詳細に記載されています。不明な点などはゆうちょ銀行の窓口やカスタマーセンターにお問い合わせください。

 

これまでに上述してきた内容で、間違いがあったり、別の国際送金の方法を知っている方がいましたら、「お問い合わせ」欄よりご連絡いただければと思います。

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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