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【使い方】手数料激安なTransferWise?-海外送金を簡単に!-

【使い方】手数料激安なTransferWise?-海外送金を簡単に!-

「手数料激安」「銀行を崩壊させる」等と話題になっている海外送金サービスTransferWise(トランスファーワイズ)を皆さんはご存知ですか?

私は最近になってTwitter等のSNSやインターネット上で目にするようになり、そんな旨い話があるのだろうかと半信半疑で調べてみると、銀行を通じて海外送金をする際に絶対に発生する為替両替手数料が無料ということで海外移住者の間で大きな話題となっています

※為替両替手数料とは?:日本円をドルやユーロ等の外貨に両替する際に金融機関に支払う手数料。「1ドル当たり〇円」といった形で、海外旅行前に金融機関で外貨両替する際に為替相場の金額に上乗せされています。

 

TransferWiseは英国ロンドンに拠点を置く外国籍企業であり、2011年創業のベンチャー企業ということもあって、聞いたことがない企業を通じて「大金」を海外送金することに非常に不安を感じると思います。最近になって日本人の間でも話題を呼ぶようになったばかりで、信用できるのかどうか私も不安でした。

しかしながら、実際に使ってみると「手数料の安さ」「簡単に海外送金可能」「海外移住者への大きな味方」という面で非常に満足しています。今後も海外送金をする際は、今まで使っていた某ネット銀行ではなく、TransferWiseを使っていくと思います。

 

こうした反面、私のように日本国外在住、つまり日本には住民票を抜いているために日本に住所がない海外居住者であり、マイナンバーカードを保持していない人で、日本に保有する銀行口座の日本円を海外居住地の銀行口座に海外送金したい場合はTransferWiseで口座登録するのに少し厄介な部分があることが分かりました。

今回は、私の実体験を基にしてTransferWiseの使い方を分かりやすく紹介するとともに、使ってみた率直な感想をまとめてみたいと思います。

また、記事の最後にはTransferWise初回送金時の事務手数料が無料になるキャンペーンに参加するお得な方法も記載しています!

 

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TransferWiseとは?

TransferWise

TransferWise:https://transferwise.com/jp/(外部リンク付き)

そもそもTransferWiseとは、どんな会社なのでしょうか?

TransferWiseは、オンラインで海外送金サービスを行う企業です。手続き手数料を抑え、為替手数料をゼロにした画期的なサービスで、2011年に開始して以来、一躍注目を浴びました。

TransferWise創業者のひとりは、スカイプの立ち上げから関わっていたエストニア出身のTaavet Hinrikus氏。当時、Hinrikusu氏はロンドンに住んでいましたが、エストニアのスカイプが雇用先で、給料はユーロで支払われていました。一方、同じくロンドンに住む共同創業者のKristo Käärmann氏は、給与はポンドですが、エストニアのユーロの銀行で住宅ローンを組んでいたそうです。そこで2人は、日々の為替レートを見ながら、 Käärmann氏がHinrikus氏のイギリスの銀行にポンドを振り込み、Hinrikus氏がKäärmann氏のユーロの銀行にユーロを振り込むことで、為替レートに潜んでいる手数料を回避していました。このようなやりとりを必要としている人は世界にもいるはずだと、2人で立ち上げたのがTransferWiseというサービスです。

引用記事:常識を覆す海外送金サービス「TransferWise」を使ってみた/LIfehacker(アクセス日:2017年3月5日)

ということで、創業者のうち1人が画期的な国際無料電話サービスを作ったスカイプに創業から関わっていた人物であり、それなら多少なりかは信用できる企業なんだなと感じました(「大企業=信用できる企業」と考えることは良くない傾向ですけどね)。

 

しかし、彼らの言うように為替手数料を回避する国際送金サービスなんて今までに聞いたこともないですし、どうやって理想的なサービスを開始して現在に至っているのでしょうか?

日本にいる私はオランダの口座に10万円に相当するユーロを送金したいと思っています。そこで私は海外送金するのではなく、TransferWiseの日本の口座に10万円を振り込みます。TransferWiseは10万円に相当するユーロを日本の口座に円で送金したい人を探します(マッチング)。マッチングしたAさんは、10万円に相当するユーロをTransferWiseのオランダの口座に振り込みます。

TransferWiseは私の振り込んだ10万円をAさんの日本の口座に送金し、Aさんのユーロを私のオランダの口座に送金します。特定の人を実際にマッチングさせるわけではないのですが、このようなお金の流れの中で、お互いが希望する通貨、金額をマッチさせ、海外送金することなく国内取引で決済することで、為替手数料が発生しない仕組みになっています。

引用記事:常識を覆す海外送金サービス「TransferWise」を使ってみた/LIfehacker(アクセス日:2017年3月5日)

 非常に分かりやすい説明のため、理解することが容易ですね!

つまり、自分が海外送金したい日本円は、実際にはTransferWiseでユーロに両替されて送金手続きされているわけではなく、ユーロを日本円で海外送金したい他の人から送金されたユーロのうち、指定金額分を私が受け取るという形になります。

だから、利用者は発生することがない為替両替手数料を支払う必要がないということです。

 

TransferWiseの使い方

ここからは、TransferWiseの使い方を紹介していきます。

TransferWiseは2011年に創業したと前述しましたが、2016年4月より日本円での取引を開始したばかりなので、2017年3月現在は日本語表記ページがあるのは初期画面のみになります。今後は利用者増加などの影響で日本語表記ページも作成されると思いますが、ここでは英語表記ページで説明していきます。

追記:現在は日本語表記ページが作成されているため、非常に分かりやすくなっています。

※以下では、パソコン画面上で説明していきますがTransferWiseはアプリでも海外送金が可能です。

TransferWise Money Transfer

TransferWise Money Transfer
無料
posted with アプリーチ
 
 
 

 

①メールアドレスとパスワードの登録

TransferWise初期画面

TransferWise初期画面

まずはホームページ初期画面にある「口座を開設する」または「送金をする」をクリックして、口座用の個人情報登録ページに進むためにメールアドレスとパスワードを登録します(2017年3月現在は、FacebookとGoogleアカウントでも口座開設可能です)。

 

②個人情報の登録

TransferWise登録画面

TransferWise登録画面

次に、上図のような名前、生年月日、電話番号、住所などの個人情報を登録するページへと移ります。

ここで、問題になる箇所があります。日本円を現地オランダの銀行にユーロで海外送金したい海外居住者である私のような場合でも、住所欄には現在住んでいる海外居住地ではなく日本の住所を記載しなければ先に進めないことになりました。

つまり、私と同じような状況下で日本に保有する銀行口座の日本円を海外居住地の銀行口座に国外送金したい場合は、日本に住所を保有する必要があります。また、ここに記載する住所には、後にTransferWiseから資料が送付されます(詳細は後述)。

私は、この住所欄に両親が住む実家の住所を記載して先に進みました。

 

③海外送金をする送り先情報の入力

次の画面では、送り先を「個人」「他人」「ビジネスまたは寄付」から選び、送り先の銀行情報(IBANコード)を入力します。

 

④2種類の本人確認書類の提示

TransferWise本人確認書類の提示

TransferWise本人確認書類の提示

次に、2種類の本人確認書類の提示の要求があります。

マイナンバーカード証明

  • マイナンバーカード
  • マイナンバー通知カード
  • マイナンバー記載のある住民票

では、私のようにマイナンバーカードを保持していない海外居住者はどうすればよいのでしょうか?

実はマイナンバーカードを保持していない海外居住者は、別資料「非居住者宣言書」に署名をして、別途カスタマーサービスにメールで送付すれば、マイナンバーカードが無くとも2017年3月現在では口座登録および日本円を海外現地銀行へ海外送金できます

※私はこの「非居住者宣言書」に署名をして、カスタマーサービスにメールで送付を行っていません。なぜならば、「マイナンバーカードの不保持」を選択し表示された下図のような「非居住者宣言」に関する文面に「承認」したからです。この「非居住者宣言」に関する文面=別資料「非居住者宣言書」かどうかは不明ですが、今のところカスタマーサービスから「非居住者宣言書」を送付するよう連絡は来ていません。

TransferWise「非居住者宣言」に関する言明

TransferWise「非居住者宣言」に関する文面

 

身分証明書

  • 在留カード(表面および裏面)
  • 日本の運転免許証(表面および裏面)
  • 住基カード(表面および裏面)
  • 日本国パスポート(顔写真ページ、及び現住所欄へ日本の住所が記入されている状態の最終ページ)

もう一つの本人確認書類として身分証明書の提示があります。TransferWiseによれば、マイナンバーカードで認証を行った場合、上記身分証明書のご提出は必要ないとしています。そのため、マイナンバーカードで認証した方は提示不要です。

マイナンバーカードを保持していない海外居住者にとって重要な点が、「②の個人情報登録ページで記載した住所」「身分証明書に記載された住所」が一致することです。

 

私の場合、②の個人情報登録ページで記載した実家の住所と身分証明書に記載された住所を一致させる必要がありました。あいにく、日本の運転免許証は実家の住所ではなく、別の住所で登録してあったため使用できません。そのため、残る方法はパスポートです。

パスポートの最終ページに手書きで住所を記載する箇所があると思いますが、実はここに私は別の住所が記載されています。そのため、手荒な方法ですが旧住所が記載された箇所を覆い隠すように張り紙を張り、実家の住所を書き加えて提示しました。

これで、カスタマーサービスから認証されるのだろうかと不安になりましたが、問題なく認証されました(認証手続きには数日かかると記載されていましたが、私の時は24時間以内に認証完了のメールが来ました)。

 

そのため、日本に両親や親族が住む住所を口座開設用として登録できる海外居住者は、私のようなやり方を使えば日本円を現地の銀行口座に海外送金できますしかしながら、登録できる日本の住所がない海外居住者は残念ながら、上記の海外送金を行うことが出来ないことになります。

そして、登録した住所にはTransferWiseの住所確認手続きの一環で、4桁のアクティベーションコードが記載された封書が2~5営業日程で届きます。この封書は以下で記載する「送金手続き」が完了しなければ発送されないので、注意してください。私は両親が住む実家の住所を登録していたので、両親にこの封書が届き次第、連絡を貰って4桁のアクティベーションコードを個人ページに入力して有効化しました。

上述した内容は、TransferWise公式ページのこちらに記載されています。正確な情報はこちらで確認してください。

 

⑤送金手続きの作成

TransferWise送金手続き

TransferWise送金手続き

最後に行うのが、送金手続きの作成です。送金希望金額・送金先を設定すると、「送金の目的」を選びます(生活費や学費、旅費など)。

これら上記を選択して進むと、上図のようにTransferWiseが指定する銀行口座に海外送金希望金額を振込する内容が書かれたページに移動します。金額を振込する際に注意する点として、TransferWiseが送金者を照合する番号として使う”REFERENCE”番号を忘れずに記入して振込することです。

振込はすぐに可能ですし、後で振込をしてTransferWiseに指定のページで通達することも可能です。

日本円の送金に関して、TransferWise公式ページのこちらで詳細な情報が記載されています。

TransferWiseも一般的な口座登録方法および使い方の動画を公開しています。

 

実際に使ってみた感想

海外送金にかかる日数

今回TransferWiseを使ったのが初めてであり、「住所確認の手続き」もあったために登録・送金手続きから現地銀行への入金までに4日間かかりました。振込→入金までに要する期間は希望する外貨や振込方法、銀行の営業日次第で変わるようですが、基本的に1~4営業日以内にはすべて完了するようです。

私が海外送金用に利用している某ネット銀行も送金手続きに2~3日要しているので、海外送金にかかる日数はあまり変わりない印象です。

 

海外送金に発生する手数料

冒頭でも述べたように、TransferWiseは為替両替手数料が発生しないと言いましたが事務手数料は発生します。事務手数料が発生しないとTransferWise会社自体が利益を出せませんから、当たり前のことです。

しかし、この事務手数料は非常に安いです。日本円送金金額の1%です。そのため、例えば10万円を送金する場合は1,000円の事務手数料が発生することになります。不思議なことに、TransferWise側の利用規約には1%と書かれていましたが、私が海外送金した際は厳密には0.99%でした(10万円送金に対する事務手数料=990円)。

※事務手数料の詳細:GBP/EUR/USD宛で5万円以下の送金は500円、その他の通貨宛の5円以下の場合は750円が最低手数料となります。詳細はこちら

 

私が海外送金用に利用している某ネット銀行の場合、事務手数料として送金手数料750円+海外中継銀行手数料1,000円=1,750円が毎回の海外送金に発生していることになります。そして、為替両替手数料として1ユーロ当たり約1.4円発生しています。

では、以下で両者どちらがお得なのか検証してみました。

例:10万円を海外送金する場合(2017年3月5日時点のレートで換算)

TransferWiseの場合

  • 事務手数料:990円
  • 為替両替手数料:0円
  • 受け取り金額:819.80€

某ネット銀行の場合

  • 事務手数料:1,750円
  • 為替両替手数料:1ユーロ当たり約1.4円
  • 受け取り金額:804.14€

上記の比較をしてみると、結果的に約15€(日本円:1,900円弱)得したことになります。

より多くの日本円を海外送金するとどうなるか試算してみました。日本円で100万円を海外送金する場合、TransferWiseでは約8,202€、某ネット銀行では約8,170€を受け取れる結果となりました。つまり、多くの日本円を海外送金する場合でもTransferWiseの方がお得ということです。

 

初回送金時の事務手数料がお得になるキャンペーン!

Transferwiseはまだまだ若い企業であることから、より多くの利用者を求めています。冒頭でTransferwiseの手数料が安いからくりを説明したように、このシステムが上手く機能するためには、世界各国から様々な通貨を利用して海外送金をする利用者が必要になります。

こうした背景から、Transferwiseは登録をしてからの初回送金時の事務手数料が無料になる紹介キャンペーンをやっています!(500ポンド以上の送金時のみ)

手数料激安の海外送金

 

以下の私が紹介者となるリンクから登録した場合、初回送金時の事務手数料が無料になります。特に、Transferwiseに対して不安感を持つ人は一度このキャンペーンを利用して海外送金を試してみましょう!

まとめ

今回TransferWiseを利用してみた結果、毎月約100万人以上が利用し、800万ポンドの海外送金が行われているほど世界中で話題となっている理由が良く分かりました。初回の口座登録や住所確認手続きなどを済ませれば、次回からは登録された個人情報を基にして金額設定すればいいだけなので非常に簡単です。

何よりも為替両替手数料が無料というのは非常に大きく、海外移住者だけでなく留学に行っている子供への学費や生活費の送金であったり、国際市場でビジネスを展開している人も決済で利用できるなど様々な面で便利に利用できます。そのため、日本でも今後多くの人が利用していく海外送金サービスになるのではと思います。

現状では、日本円を海外送金する海外居住者へのマイナンバーカードの提示は義務化されていませんが、今後はどうなるのかは不透明です。もちろん、このマイナンバーカード提示の件は、TransferWiseに限らず日本国内の銀行から日本円を国際送金する際も今後問題になり得ることでもあります。そのため、今後の動向を随時確認していく必要があることを忘れずに。

 

【追記(2017年6月15日)】

このTransferwiseを初めて利用してから、計5回ほど海外送金を実行してきました。正直に言って、「非常に簡単・手軽」「スピーディー」「確認メールが届く安心」を感じる素晴らしいサービスだと実感しています。

またカスタマーサービスへの問い合わせに対してもすぐに返答があり、分からないことや困ったことがあってもすぐに対応してくれます!

こうした若い新たなサービスを利用することに不安感を募らせる方もいらっしゃるはずだと思いますが、日本の海外送金を行う銀行よりも登録の手間がそれほどかからないし、ストレスも全く感じません!

最初は少額の海外送金から利用して、このサービスの素晴らしさを体感してみましょう!

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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フリージャーナリスト&英語・セルビア語通訳者
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オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。

お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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