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初めての引越しで学んだオランダのアパート最新事情【ハーグ2017】

初めての引越しで学んだオランダのアパート最新事情【ハーグ2017】

今回の記事では、2016年9月末にオランダ移住してからちょうど1年が経過する2017年10月に、オランダで初めてとなる引越しをした際に行ったことや学んだことをまとめたいと思います。

今回のオランダ国内の引越しは、私たち夫婦が1年間の賃貸契約を結んで居住していたアパートのオーナーが私たちと賃貸契約の更新をするのではなく、売却することにともなってのことです。

しかしながら、これまで1年間に渡って居住していたアパートの内装や家賃に多少の不満もあったため、1年間の賃貸契約が終わる2017年10月1日付けで契約を更新せずに、新たなアパートを見つけて引越しする予定は考えていました。

そのため、オーナーのアパートを売却する意思決定は私たちにとって都合の良い出来事でした。

まず最初に新旧アパートの状況を概説します。

 

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新旧アパートの状況

2016年10月7日から2017年9月30日までの約1年間に渡って居住していた旧アパートの状況は、以下のようになります。

  • ハーグ中心地から徒歩15分、自転車5分ほどに位置する閑静な通り
  • 1LDKの家具付き物件で、広さ約70㎡(広いバルコニー含め)
  • 家賃約1,000ユーロには暖房費とインターネット・ケーブルTV費用込み
  • 賃貸契約は「WoonCompany」を通じて締結

 

2017年10月1日に引越しした新アパートの状況は以下のようになります。

  • ハーグ中心地から自転車15分、公共交通機関10分ほどに位置する高齢者の多い静かな地域
  • 1LDKの家具付き物件で、広さ約58㎡(小さなバルコニー含む)
  • 家賃は約900ユーロ(光熱費や通信費は個人払い)
  • 賃貸契約は「Interhouse」を通じて締結

 

アパート探しの始動は1ヵ月前から

アパート探しの始動は1ヵ月前から

旧アパートから2017年9月30日付けで退去する予定だった私たち夫婦は、周りの友人から「新たなアパートを探すのは2~3ヵ月前から始めたほうがいいよ」とアドバイスされていたものの、重い腰をなかなか上げられませんでした。

実際に、アムステルダムやロッテルダムなどのオランダ主要都市だけでなく、オランダ全土でアパートを見つけることは年々より困難になってきていることやアパート賃貸価格も上昇して不動産バブルになっていることを頻繁にニュースで聞いていました。

その一方で、本格的に新たなアパート探しを始めたのは引越し1ヶ月前となる8月末頃でした。以前に書いた記事「【オランダ移住予定者必見】短期間でアパートを見つける4つの方法」でも述べているように、旧アパートは実質5日間という驚異的な速さで賃貸契約までこぎつけたので、今回もなんとかなるんじゃないかという思いが強かったです。

最終的には新たなアパートを見つけることもできましたが、今回は去年よりも時間がかかり途中で少し焦りが生まれたり、大変だったなという印象を抱きました。

 

今回も前回同様にアパート探しに使った不動産情報サイトは、「Funda」と「Pararius」になります。

 

オーナーから推薦状を書いてもらおう!

オーナーから推薦状を書いてもらおう!

今回の引越しで新たなアパートを探す前に、まず準備したものがあります。

それは、旧アパートのオーナーに私たちが借家人としてどうだったかを述べたいわゆる推薦状(Reference letter)を書いてもらうことでした。

日本社会において推薦状はあまり重要視されていない傾向がありますが、ヨーロッパでは基本的に転職をする際に前職場に書いてもらった推薦状を持って面接に臨むことは重要となっています。

私が大学時代にセルビアへ留学する際に担当教授から「留学種類のなかで履歴書よりも推薦状の方が大切だ」と言われて、3人の教授に履歴書を書いてもらった当時に、ヨーロッパ社会における推薦状の大切さを学びました。

 

実際に、引越し先の新たなアパートを探している際にも不動産会社から「旧アパートのオーナーからの推薦状はある?」と聞かれたこともあったので、オランダ社会での引越し時における推薦状は、新アパートのオーナーが借家人を決める際の重要な書類となっていることが分かります。

例として、旧アパートのオーナーに書いてもらった推薦状のオランダ語文面は以下のようになります。

旧オーナーに書いてもらった推薦状の文面

旧オーナーに書いてもらった推薦状の文面

書いてある内容としては、「私たち夫婦は家賃を期限前にしっかりと支払っていたこと」や「アパートを常に綺麗にしていたこと」、「アパート売却の際に協力したこと」、「私たち夫婦よりも良い借家人はいない」など最高級の誉め言葉を使って書いてもらいました。

私たちの場合は、旧アパートのオーナーに推薦状を書いてもらいましたが、個々人の賃貸契約状況に応じては相手が不動産会社であったり管理会社になるかと思います。

 

家賃が安い物件にはワケがある!

以前に書いた記事「オランダでの生活費を大公開!実は日本よりも少なく済む?」でも述べているように、オランダでの生活費は日本よりも安いように感じます。その一方で、オランダ生活で一番のネックは家賃です。

そう、オランダではどの賃貸物件の家賃は高く、なかなか手頃な物件が見つかりません。特に主要都市となるとその度合はさらに強まります。

そのため、家賃をできるだけ抑えたいと思った私たち夫婦は、今回の引越しで安いアパート(約700~800ユーロ)を探していましたが、最終的には理想的な家賃のアパートではないアパートと賃貸契約を結びました。

 

オランダ第3の都市であるハーグはオランダでも大都市に分類されますが、家賃の安いアパートを見つけることは実際に可能です。前述した不動産情報サイト「Funda」や「Pararius」で検索して、「家賃の安さ」順に見てもらうと一人向け賃貸アパートで約500ユーロくらいから見つけることができます。

しかしながら、こうした家賃の安いアパートにはそれ相応の理由があったりします。それは、例えばアパートの内装整備が施されていなかったり、老朽化状態のままリフォームされていなかったりなどが挙げられます。

それ以外に、最も注意する点は「家賃の安いアパートがどの地域にあるのか」です。実は、内装や敷地面積に問題もなく家賃の安いアパートの多くは、いわゆる治安の悪い地区にあったりします。

 

例えば、ハーグの場合では以前に書いた記事「オランダで最大の市場”De Haagse Markt“に行くべし!」で紹介したハーグ青空市場付近は治安が悪いと言われています。上述した地区付近に居住しているトルコ系移民の男性も「あそこ付近は危ないから住まないほうがいい」と話してくれました。

 

ある街で約1年間ほど生活していれば、街全体の様子も分かってきているはずだと思いますが、希望にあった家賃の安いアパートだからといってすぐに賃貸契約を結ぶのではなく、アパートの下見をする際に付近の様子を確認して本当に大丈夫なのか確認することをオススメします。

次のページでは、オランダでの家賃の安いアパートの現実と良いアパートを見つける極意を紹介します!

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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