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蘭ハーグの公園にある美しい日本庭園で行われる秋の鑑賞会に行ってきた!

ハーグにある日本庭園で秋の鑑賞会&写真コンテストのお知らせ

オランダ第3の都市ハーグの中心地から少しだけ離れたところに、クリンゲンダール公園があり、そこには日蘭友好関係を表すかのように日本庭園(蘭語:Japanse Tuin)が存在します。

この日本庭園は、入場無料となっているものの、通年で入場できるわけではありません。それぞれ春と秋の季節の2週間ずつしか開園しておらず、1年を通して4週間ほどしか日本庭園を観覧することができくなっている貴重な期間となっています。

 

クリンゲンダール公園に位置するこの日本庭園はオランダで唯一の日本庭園であり、現在から100年以上前に当たる1910年ごろに作られた庭園であることから、オランダ国内で歴史的に重要な記念物と高く評価されています。そのため、2001年にはオランダ王国の歴史記念物として登録されています。

実は、この日本庭園はいわゆる「欧米化された日本文化」ではなく、日本人が祖国日本への哀愁を感じることができる「本格的な日本文化」となっていることから、オランダ在住日本人の中でも毎年開園中に訪れる人も多いのではないかと思います。

今回の記事では、この日本庭園が作られた背景とその魅力をお伝えするとともに、現在ハーグで開催されている賞品つき写真コンテストもお知らせしたいと思います。

 

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日本庭園が作られた背景

クリンゲンダール公園の日本庭園

クリンゲンダール公園の日本庭園(撮影日:2017年5月ごろ)

前述したように、この日本庭園は1910年に作られましたが、誰がどうやって作ったのでしょうか?

この日本庭園を作った人物は、当時クリンゲンダール公園の領主だったMarguerite Mary Baroness van Brienen、別名Freule Daisy (デイジー貴婦人)でした。彼女は、日本へ船で何度も訪れては提灯や石造、庭園内の日本式休憩所、日本独特の太鼓橋、数々の植物をオランダへ持ち帰ってきたとされています(こちら参照)。

そして、彼女は日本から持ち帰ってきた造形物を自身のクリンゲンダール公園領土内に「日本庭園」を作り上げ、1913年にオープンして以降、多くのオランダ人を魅了してきました(こちら参照)。

日本庭園の紅葉模様を写真撮影する多くのオランダ人

日本庭園の紅葉模様を写真撮影する多くのオランダ人 ※執筆者が撮影

 

もちろん、現在の日本庭園内にある造形物などは当時のオリジナルのものと異なる部分はあるものの、この日本庭園としての根幹となるコンセプトは1913年から何も変わらずに維持されています。

現在もこの日本庭園がハーグ市によって美しい状態のまま管理されて、多くのオランダ人を魅了している光景は、デイジー貴婦人が心から願っていたことでしょう。

クリンゲンダール公園の日本庭園

クリンゲンダール公園の日本庭園 ※執筆者が撮影

 

クリンゲンダール公園の日本庭園「秋の鑑賞会2017」は、10月14日(土)~29日(日)まで開園しています。開園時間は10時~16時までとなっています。

私たち夫婦は天気がすごい良かった15日(日)に訪れましたが、日本庭園内はすごい人の数でごった返していました。庭園内の道は細く、地面がぬかるんでいる場合もあるので、足元に注意しながらご鑑賞ください。

 

クリゲンダール公園の日本庭園の場所
住所:
Clingendael 6, 2597 VH, The Hague, the Netherlands.

 

ハーグ開催の写真・短編動画コンテスト

ハーグ開催の写真・短編動画コンテスト

公式サイト:https://www.denhaag.nl/en/in-the-city/news/discover-the-hagues-nature-in-the-autumn.htm(英語)

事の成り行きとなる詳細は分かりませんが、どうやらハーグ市が「オランダの緑豊かな街」として公式に発表されたようで、それを記念してハーグの緑・自然をテーマにして撮影した写真・短編動画のコンテストが行われています。

以前に書いた記事「ハーグがアムステルダムよりも100倍魅力的な街である8つの理由」でも挙げていますが、ハーグ市内には緑豊かな自然が満載です。その自然が好きで、現在も私たち夫婦がハーグで生活している理由の一つになります。

そのため、ハーグが「オランダの緑豊かな街」として認められたことは全く不思議ではありません。ハーグほど、都市と自然がうまく調和している街はないと自信を持って言えます。

 

さて、このコンテストに入賞(1~3位)すると賞品が貰えます。

賞品は2種類に分けられており、

  1. 植物を購入できる商品券、
  2. ハーグのスフェニンゲンビーチでカイトサーフィン*の講習を受ける商品券

※専用の凧を使って、ボードに乗った状態で、水上を滑走するウォータースポーツ。スフェニンゲン・ビーチで大人気のスポーツ。

 

応募方法は非常に簡単で、自身のお気に入りの緑・自然スポットの写真または短編動画を撮影し、「なぜお気に入りなのか」その理由を明記して、指定されたメールアドレスに送るだけです!詳細はこちらの公式サイトを確認!

 

ハーグの写真コンテストに応募する写真候補(例)

ハーグの写真コンテストに応募する写真候補(例) ※執筆者が撮影

私は趣味で写真撮影をしており、基本的に風景画ばかり撮影しているので、今回の写真コンテスト部門にクリゲンダール公園の日本庭園で撮影した写真(例:上記の写真)を応募してみようと思います!

応募締切は10月27日(金)までとなっており、11月3日(金)にハーグ市が運営するソーシャルメディアで結果発表されるそうです。

一眼レフなどの本格的なカメラを持っていなくとも、近年のスマホに付属しているカメラのレベルが高いので、スマホから撮影した写真でも十分に高いクオリティの写真を応募できるのではないかと思います。

 

今回の写真コンテストに応募することをきっかけにして、ハーグ市内の新たな緑豊かな写真を発見できる機会にもなるかもしれませんね。関心のある人はぜひ応募してみましょう!

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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