これまでハーグ中心地近くの賃貸アパートに住んでいましたが、賃貸契約で結んだ期間1年間が終わると同時に、オーナーが賃貸アパートの物件の売却する予定があったため、10月1日付けで新たな賃貸アパートに引越すことになりました。
今回の記事では、初めてオランダで引越しすることで行った手続きややったことをリストとして記載します。これからオランダで引越しする予定の方はぜひ参考にしてみて下さい!
当初は1記事にまとめて書こうと思いましたが、書くことが多くなってしまい最終的には【引越し前】と【引越し後】の2つの記事に分けて執筆することにしました。
こちらの記事は、後編にあたる【引越し後】オランダでの引越し手続き&やることリストになります。
前編はこちら⇒【引越し前】オランダでの引越し手続き&やることリスト
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引越す際の個人的な状況
引越し時の私たち夫婦の状況
- 家族構成:執筆者(男)と妻のみ
- 引越し:旧住所(ハーグ市内)→新住所(ハーグ市内)
- 引越す荷物:全部でダンボール10箱ほど
旧住所での賃貸物件の状況
- 家具付き物件
- 家賃にはインターネット・ケーブルテレビ代(Ziggo)&暖房費含む
- 電気・ガス・水道は個人持ち
新住所での賃貸物件の状況
- 家具付き物件
- 家賃には暖房費含む
- 電気・ガス・水道・インターネット・ケーブルテレビ代は個人持ち
旧住所から新住所への引越しで変わることは、インターネット・ケーブルテレビ代が個人持ちになったことです。そのため、改めて自身で契約を結ぶ形になりました。
市役所に住所変更届の提出
新居の引越し先が決まり、不動産会社から自身とオーナー両者がサインした賃貸契約書を受け取ったら、市役所にて住所変更届を提出する必要があります。
- 同自治体内の引越し→同自治体内の市役所に提出
- A自治体からB自治体への引越し→B自治体(新住所)の市役所に提出
ハーグ市役所のホームページには、住所変更届を提出する期限として「引越す前から最大で4週間前、または引越してから最低でも5日間以内に住所変更届を提出しなければいけない」と記されています。
この期限はオランダ国内の他自治体でも同様だと思いますが、念のため各自治体の市役所をご確認ください。
【要注意】もし指定されている期限内に住所変更届を提出しないと、罰金が徴収される可能性があります。
住所変更届の提出方法は3つあります。
- DigiD(行政オンラインサービス)を利用しての手続き
- 指定書類の郵送による手続き
- 市役所の窓口での手続き
どの方法もパスポートやオランダIDカードなどの身分証明書と、賃貸契約書や売買契約書などの新住所が証明ができる書類が必要になります。
1番簡単な方法は、1番目に記したDigiDを利用してのオンライン手続きになります。
なぜならば、手間も時間もかからず、申請してから1~2営業日で変更登録が完了するからです。まだDigiDを発行していない方はすぐに発行手続きをしましょう!(DigiD発行に関してはこちらの公式サイトより確認)
もしDigiDがない場合は、2番目に記した郵送での手続きになります。
しかしながら、指定書類の記入が必要であったり、郵送料金が発生したりするので手間がかかります。送る際は、重要書類なので送る場合は郵便書留で送付しましょう。
3番目に記した市役所の窓口での住所変更手続きは、絶対におすすめしません。
なぜならば、事前に手続きをする日時の予約が必要であり、市役所が混雑している場合は近い日程で予約することができない可能性があるからです。
こうした混雑を見越した場合は、住所変更手続きの予約を1ヶ月以上前に行う必要があるかもしれません。私がオランダに昨年移住してきて、新規住民登録する際にハーグ市役所で予約した場合は、1ヶ月半先が最短の予約日になると言われました。もし窓口での住所変更手続きを行いたい場合は、かなりの余裕をもって予約しましょう。
住所変更届の提出に関する詳細な情報は各自治体の市役所ホームページを参照してください。
新居で電気・ガス・水道メーター数値のメモ!
退去(カギの返却)時に電気・ガス・水道メーターの数値をメモして、契約しているそれぞれの会社に退去時のメーター数値を連絡をしました(前編【引越し前】を参照)が、新居に入居した時も同様のことを行います。
私の場合は、旧住所で契約していた電気・ガス会社=Energiedirect、水道会社=Duneaと新住所でも引き続き契約を延長することにしましたので、退去時のメーター数値と一緒に連絡しました(Energiedirectの場合は個人ログインページから、Duneaの場合は指定フォームから)。
通知方法に関しては、契約している会社のホームページに記載されていますので、各会社のホームページを確認してください。
PostNLの郵便物転送サービス(旧→新住所)
オランダの郵便会社PostNLは、旧住所に届く郵便物を新住所へ転送してくれるサービスを提供しています。また、このサービスにはPostNLと提携している会社に住所変更を通達してくれるサービスも付随しています。
しかしながら、この郵便物転送サービスは日本郵政が持つそれとは異なり有料サービスとなっています。料金は週ごとによって定められており、依頼する週の数(2週間から52週間)によって変動します(料金体系の詳細は以下の画像を参照)。
上記の料金体系を見てもらうとお分かりになりますが、最低料金は2週間タイプで6ユーロとなります。
また、住所変更を提携している企業に通達してくれるサービスは無料で行ってくれます。このサービスを利用できる会社は約90社あり、携帯やインターネット・ケーブルテレビ会社、電気・ガス・水道会社、保険会社、金融機関、自動車ディーラー、チャリティー基金、ロッテリー、教育機関、旅行会社など様々な会社があります。
しかしながら、提携している会社のリストを見てもらうと個人によって便利かどうかが大きく別れるものとなっています。例えば、私の場合ではリストに載っている会社で関連のあるものは、携帯会社として利用しているT-Mobileくらいだけでした。
もし旧住所に重要な書類や郵便物が頻繁に届く方は、こちらのPostNLサービスを利用したほうがいいかもしれません。しかしながら、私のように届く郵便物のほとんどが広告チラシばかりの人は、お金を払ってまでする必要はないかと思います。
健康保険会社へ住所変更の連絡
日本から出張でオランダに滞在している駐在員の方は関係ない話ですが、在蘭日本人で長期滞在している皆さんはオランダの健康保険会社と契約して、健康保険証を保持していますよね。
契約している健康保険会社へ住所変更を連絡する必要はあるかというと、
必要ありません
私が契約している健康保険会社Zilven Kruisに問い合わせてみると、健康保険会社は市役所に登録されている情報に基づいているため、市役所での住所変更が受理されて反映されると、健康保険会社は自動的に市役所から新住所を受け取る仕組みとなっているそうです。
おそらく他の健康保険会社も同様の仕組みを取っていると思いますので、健康保険会社に住所変更を連絡する必要はありません。
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