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「オランダの小さなヴェネツィア」-運河と茅葺き屋根の家に囲まれたヒートホルン村の魅力

「オランダの小さなヴェネツィア」-運河に囲まれた村ヒートホルン

ヒートホルンはオランダ北東部に位置し、運河に囲まれた小さな村であることから「オランダの小さなヴェネチィア」「北部のヴェネチア」と呼ばれています。

また、この村には昔ながらの伝統的な茅葺き屋根の家々が連なっており、昔のオランダの「田舎風景」を垣間見れる場所でもあります。

先日この街を訪れてみて、「豊かな自然に囲まれた静かな村でゆっくりと過ごす生活も良いなぁ」と思ってしまうほど惚れ惚れしてしまう観光地でした。

こうした魅力がある一方で、このヒートホルン村をオススメの観光地として紹介している日本語ページが他の観光地と比べて少ないです。また日本人観光客が好みそうな環境が整っている観光地であるものの、日本人観光客が非常に少ないと感じました。

※ヒートホルン村は中国人観光客に非常に人気な場所であり、観光客全体に占める中国人観光客の数は3分の2に達すると言われています。

この原因は、日本へ向けた観光PRが十分でない点と交通の便*があまり良くない点が影響しているのではないかと思います。

※実際に観光地として一番人気な首都アムステルダムから公共交通機関(電車やバス)を使って片道約2時間かかります。

 

そこで、今回はヒートホルン村の観光地としての魅力をご紹介するとともに、公共交通機関を使った行き方を詳細に説明してみようと思います。

 

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ヒートホルン村の魅力

ヒートホルン村の景色

ヒートホルン村の景色①

ヒートホルン村には多くの茅葺き屋根の家が連なっていますが、実は観光客用に残してあるのではなく、実際に村の住民が居住しでいます。ヒートホルン村には2,600人の住民が居住しています。

そのため、私達が訪れた時も庭で住民らしき人々がコーヒーを飲みながら日光浴している姿も見られました。

 

また気付いた点として、多くの若者がこの村の観光業に携わっていること。レストランやカフェ、お土産屋だけでなく、ボートの運転手のような単純作業の仕事にも携わっている光景に驚きました。つまり、この小さな村また周辺地域に住む若者が都市部へ向かうのではなく、その地域に残って仕事をしていることとなります。

日本の小さな村などの集落に目を向けると、若者の都市流出によって観光業に携わる人の多くも高齢者となり、将来的な観光業のビジョンも明るいとは言えない現状です。

そのため、このヒートホルン村の観光業の在り方に自然と興味が湧きました。

 

ヒートホルン村の景色

ヒートホルン村の景色②

ヒートホルン村の周囲は運河に囲まれているだけでなく、村の中も多くの運河が流れています。

そのため、上記のガイド付きボートでヒートホルン村を廻る観光ツアーも用意されています。料金は1時間ツアーで約6ユーロと手頃な価格であり、多くの観光客が利用していました。

ゆったりと運河をボートで巡りながら、ガイドさんの説明を聞きたいという方にはオススメです!

 

ヒートホルン村の景色

ヒートホルン村の景色③

先述したガイド付きボートだけでなく、個人でボート貸し切りを行っている会社または居住民も数多く見かけられました。4人乗りボート1時間貸し切りで約20ユーロとこちらも手頃な価格で用意されています。

貸し切りのボートでは、ガイド付きボートツアーとは異なって、自分たちが好きな場所に行ったり、恋人や夫婦、家族でプライベートな時間を楽しめることが大きな魅力ですね!

 

ヒートホルン村の景色

ヒートホルン村の景色④

私達夫婦はこれまでに説明したボートツアーに参加したり、ボートを貸し切って村内を巡らずに、徒歩で村内を歩いて観光しました。

ボートで村内を巡ることも非常に魅力的ですが、徒歩で巡ればお気に入りのスポットの景色を眺めながらゆっくりと過ごせたり、良い写真を撮影することも出来ます

私達が訪れた時は晴れと曇りが交互に訪れるオランダらしい天気でしたが、夏頃に訪れる快晴の天気の中ボートで村内を巡りたいなと思います。

 

ヒートホルン村の歴史が学べる博物館”‘t Olde Maat Uus

ヒートホルン村の歴史が学べる博物館"'t Olde Maat Uus"

この博物館”‘t Olde Maat Uus“では、昔のヒートホルン村の生業や住んでいた人々の生活が垣間見れる地域の歴史博物館になります。

ヒートホルン村の中央付近に位置しており、村の入口に入ってから道なりに進んでいった場所にあるため、徒歩で村を散策する人は見逃すことがない博物館です。

 

ヒートホルン村の歴史が学べる博物館"'t Olde Maat Uus"の展示物

博物館の展示物 (左上)農村女性の洗濯部屋 (右上)キッチンと食事部屋 (左下)漁師の仕事部屋 (右下)漁師家族の居間

この博物館は小さいため、約30分ほどですべてを観覧できます。

ヒートホルン村にかつて住んでいた人々がどのように生活していたのか、どうやって生計を立てていたのかに興味がある人もない人も訪れる価値は大いにあります。

 

博物館”‘t Olde Maat Uus“の詳細
公式サイト:http://www.museumgiethoorn.nl/(オランダ語表記のみ)
住所:Binnenpad 52, 8355 BT, Giethoorn, the Netherlands(ヒートホルン村内)
開館日・時間:

  • 夏期間(4~10月):1117時(月~土)、1217時(日)
  • 冬期間(11~3月):基本的に1217時(日)+クリスマスシーズンや春の期間の限定開館(詳細はこちら

入館料金:大人(5ユーロ)、12歳以下の子供(2ユーロ)、ミュージアムカード保持者は無料

 

ヒートホルン村への行き方

ヒートホルンの交通案内

ヒートホルンの交通案内 (左上)ヒートホルン最寄駅Steenwijk中央駅、(右上)駅構内の観光案内所、(左下)駅前広場にあるヒートホルン行き70番バス停前、(右下)ヒートホルン行き70番バス

冒頭で述べた通り、ヒートホルン村は公共交通機関を使うと少し行きづらい場所です。もし自家用車やレンタカーを使って行けば時間にも縛られずに行きやすいのかなとは思います。

オランダに観光で来る方の多くは、基本的に移動手段として公共交通機関を使うと思いますので、公共交通機関を使った場合に首都アムステルダムからヒートホルン村へどうやって行くのか、を以下でご説明します。

 

①アムステルダム中央駅から「レーワルデン Leewarden 行き」の電車に乗る

アムステルダム中央駅

アムステルダム中央駅

オランダで電車やバス、トラムなどの公共交通機関を利用する際はスマホアプリ「9292」を使って、現在地から目的地までの行き方や時刻表が簡単に調べられます。このアプリの使い方に関しては、以下の記事を参照してください

 

②出発から約1時間45分後のSteenwijk駅にて降車

Steenwijk駅

Steenwijk駅

Steenwijk駅は非常に小さな駅で、利用者の多くはヒートホルン村を目指す観光客だと思われます。そのため、私達がこの駅で降車した際にも多くの観光客らしき人たちが一緒に降車していました。

彼らに続いて降車すれば間違いない?かなと思います。

 

Steenwijk駅前の70番バス乗り場から出ているバスに乗る

Steenwijk駅前の70番バス乗り場

Steenwijk駅前の70番バス乗り場

この70番バス乗り場前には、ヒートホルン村を訪れる多くの観光客が並んでいると思いますし、駅から出てすぐ左隣のバス乗り場なので迷うことはないでしょう。

バスの運賃はオランダの公共交通カード「OVチップカード」で支払うことが可能です。この「OVチップカード」を持っていない観光客の方は、Steenwijk駅構内の案内所にてバス一日乗車券(8ユーロ)を購入しましょう。この乗車券は購入日当日ならば路線上であるならば何度でも乗降できます。

 

④乗車して約17分後の停車駅Dominee Hylkemawegで降車

停車駅Dominee Hylkemaweg

停車駅Dominee Hylkemawegと70番バスの外観

停車駅Dominee Hylkemawegでは、乗車している多くの観光客が一斉に降車します。そのため、彼らのあとに続いて降車すれば問題ありません。

降車したバス停から道路を横断した向かい側には、ヒートホルン村の入口となっています。

 

ヒートホルン Giethoorn 観光の詳細
公式サイト:http://www.giethoorn.com/(英語表記あり)
観光サイト:https://www.zwaantje.nl/en.index.html(英語表記あり)
住所:以下の地図を参照

電車やバスを利用した場合:最寄駅Steenwijk駅前から出発している70番バスに乗車して約17分後の停車駅Dominee Hylkemawegで下車。

  • 「行き」バス出発時間の詳細:6:1918:25(月~金)、8:3818:38(土)、9:0818:26(日)
  • 「帰り」バス出発時間の詳細:6:1518:19(月~金)、8:3418:34(土)、9:0818:08(日)

※往復のバスどちらとも約1時間ごとに出発しています
※上記のタイムテーブルは2017年4月時。正確な情報は公式サイトにて確認してください
※バス乗車時にオランダ版Suicaの公共交通カードOVチップカードで運賃支払い(片道約2.3ユーロ)可能だが、持っていなくともSteenwijk中央駅の案内所で一日乗車券(8ユーロ)で購入することが可能。

 

 

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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