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【検証】オランダ産の大衆ビール8種類を飲み比べてみた!1番美味いビールはこれだ!

オランダ産の大衆ビールを飲み比べてみた

近年、日本でも外国産のビールも手軽にコンビニやスーパー等でも手に入るようになりましたね。

最近だと多くのベルギービールや東・東南アジア産のビール、後は名称を聞いたことがないようなビールまで市場に登場していて、多くの日本人も日本産のビールではなく、外国産のビールを楽しむ時代になってきた印象を受けます。

私がお酒を飲み始めたのは2000年代後半からでしたが、その当時はすでにハイネケンやバドワイザー、コロナ・エキストラ、ギネス等の世界中で親しまれている外国産ビールが出回っていた記憶があります。

その時に比べれば、それ以上の多くの外国産のビール、とりわけ昨年2016年末にユネスコの無形文化遺産に登録された「ベルギービール」が日本の市場で話題となっています!

 

私が住むオランダでは、すぐ隣の国がベルギーという地理的要因もあり、スーパーに数多くのベルギービールが陳列されており、日本に比べれば手頃な価格で楽しめます(平均価格として1~2強)。日

本では結構なお値段のするベルギービール(500円以上)が安く買える環境のため、私も様々なベルギービールを堪能しています。

多くのベルギービールが陳列されている棚

多くのベルギービールが陳列されている棚

 

その一方で、ビールを1月に1回は飲むオランダ人のうち42%はオランダ産のビールを好むという調査結果があります(ベルギービールを好む割合は26%)。

つまり、全オランダ人口のうち半分はオランダ産のビールを好んで飲んでいるということになります。

日本の市場だとよく出回っているオランダ産のビールはハイネケンくらいだと思いますが、実はベルギービールに隠れて、オランダ国内では多くの国産ビールが製造・販売されています。

そして、オランダの国産大衆ビールは通常時約70円、瓶24本入りボックスをセール時で買えば1本当たり約50円で買える驚きの安さです。

 

今回の記事では、現地オランダ人の多くが好んで飲むオランダ産の大衆ビール8種類を飲み比べを行って検証し、1番美味いビールはどれなのか探してみました!

 

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調査する人物の嗜好と調査方法

オランダ産の大衆ビールを調査する様子

オランダ産の大衆ビールを調査する様子

調査する人物は筆者である私だけでなく、女性側の意見として私と嗜好が正反対な妻にも協力してもらいました!

筆者:喫煙者であり、ビールが大好きな28歳。1日当たり最低3杯のブラックコーヒーを飲む。甘い物は苦手。好きな日本産のビールは、アサヒスーパードライ。

:非喫煙者であり、ビールが苦手な28歳。甘い物が大好きで、毎日食べないと気が済まない。好きなビールは、ギネスのみ。ただ基本的にビールは飲まず。好きなアルコール類は、ベイリス、マルガリータ、ピニャコラーダ。

 

調査する際のビール環境は、「缶ビールはアルミの味がして不味い」と言う方もいるためすべて瓶ビールを使用し、キンキンに冷やすと味が良く分からないため10度前後の温度にした状態で調査しています。

※以下に記載する価格は、オランダの大手スーパー「アルバート・ハイン」で2017年3月時に販売されている価格になります。参考日本円価格は、1120円で計算しています。

※以下で述べる感想は、あくまでも個人的な味覚により左右されるもののため、必ずしも我々の感想が各ビールの評価を保証するものではありません。ご了承ください。

 

Heineken ハイネケン

ハイネケン

価格:65セント(約78円)
アルコール度数:5.0

日本だけでなく世界中で親しまれているビール。知名度で言えば、世界一かな?日本では、業界第2位のキリンビール社がライセンスを保持し生産しているため、日本でも頻繁に見かけますね。

オランダ国内でもビール市場のシェア率約50と言われており、多くの若者が瓶24本入りボックスをスーパーで買っているところをよく目にします。長年、欧州サッカーチームの頂点を決めるチャンピオンズリーグのメインスポンサーをしており、そのイメージが非常に強いです。

 

ハイネケンの売り場

ハイネケンの売り場

 

筆者の感想爽やかなホップの香りがほんのり。柔らかく優しい口当たり。味は強調されておらず、非常にさっぱりしたビール。そのため、夏にのどを潤す飲料として気軽に飲める。

妻の感想:ほんのりだが良い香りがする。非常に柔らかな口当たり。典型的なビールが持つ味があまりしないため、ビール嫌いな人も飲みやすい

 

 

 

2017年3月に世界に先駆けて地元オランダで、「ハイネケン」ブランドでは会社史上初めてのアルコールビール「ハイネケン0.0」が発売開始されました。この「ハイネケン0.0」のレビューを書いてみたので、関心のある方は以下の記事をご覧ください。

 

Amstel アムステル

アムステル

価格:58セント(約70円)
アルコール度数:5.0

日本ではあまり出回っていないアムステル。それでも、ヨーロッパを見回してみるとハイネケン、カールズバーグに並んで有名なブランドです。

ブランド名にもなっている通り、国内を流れるアムステル川の水を使用して製造しているためにオランダを象徴するビール。1870年創立のアムステルは、1968年にハイネケンに買収されたものの、ブランド名は現在も維持されています。

 

筆者の感想:ハイネケンよりも香りが少し弱いか。若干の酸味のある苦みがあり、飲み干した後も口の中に味が残る。日本産のビールに似ていて、日本人受けしそうなビールの印象。

妻の感想:ほんのりとした深みのある香り。非常に酸味のある苦味が強く、個人的にあまり好きではない。

 

 

Bavaria バーバリア

バーバリア

価格:69セント(約83円)
アルコール度数:5.0

バーバリア社は、オランダ国内でハイネケンに次いで2番目に大きなビール会社です。1680年に創立されたのち、1773年よりスウィンケルス一家が代々伝統を築き上げてきた家族経営の会社であり、現在は7世代目にまで繋がるオランダで最も歴史のある一家でもあります。

バーバリアは、アムステル同様に日本ではあまり見かけられませんが、ヨーロッパ各地でよく飲まれている印象があります。一番の強みは、1つの家系による家族経営で長い歴史を積み重ねてきたことで、昔からの伝統の味を変わらずに保証していることです。下記のPVでも、「家族経営」「伝統」を強調しています。

 

筆者の感想:ホップの香りはそれほど強くない。口当たりは柔らかく、最初はあまり苦味を感じさせないが、飲み干した後に苦味が口の中に広がるこの苦味が口の中全体に広がる感じを心地良く感じる

妻の感想:筆者同様にホップの香りはそれほど強く感じない。口当たりは柔らかく、最初に酸味を感じ、その後に強い苦味を感じる。アムステルよりも質が高いビールという印象を受ける。

 

 

Grolsch グロールシュ

グロールシュ

価格:63セント(約76円)
アルコール度数:5.0

1615年に創業し、2年前に創業400周年を迎えた老舗ブランドオランダのビール市場では2番目の売上高を持っており、若者の間で強い人気を誇るブランド

2016年に業界第1位のアサヒビールが海外展開を拡大するために買収したことでも少し話題となったブランドです。この買収がきっかけで、今後日本の市場でも目にする機会は増えるかも?

グロールシュの瓶ビールで最も有名な特徴が、「スイングトップ」と呼ばれる栓で密閉された瓶(450ml)があり、開封時に「ポンッ」と良い音を立てて飲むことが出来るお洒落なシリーズです(下記動画で見れます)。

 

筆者の感想心地よいほのかな麦の香りを感じる。口当たりは非常に良く、口に含んでから飲み干すまで味わいが一貫しているように感じる。苦味はほとんど感じないが、良い味わいを出している。

妻の感想独特で美しい麦の香り。筆者同様に、一貫した味わいを感じる。苦味を全く感じない。飲み干した後は、口の中ではなく喉に強い味わいが残る。これまでに飲んだビールの中で一番好印象。

 

 

YouTube: 正しい URL を指定してください。

 

Brand ブランド

ブランド

価格:75セント(90円)
アルコール度数:5.0

1340から製造が開始されたこのブランドビールは、オランダで最も古いビール醸造所になります。しかしながら、会社として設立されたのは1871年になります。

そうした長い歴史を保持するブランドは、ラべルからも一種の気品のようなものが見て取れます。1989年にハイネケンにより買収されていますが、アムステル同様にブランド名は残っています。

 

筆者の感想:非常に良い香りで、リラクゼーション・アロマの香りを感じる。口当たりは、柔らかく綺麗で品質が良い水で製造されている印象を受ける。最初に心地よい甘みが口の中に広がり、その後若干の苦みが口の中に広がる。そして、飲み終わった後も口の中に独特の香りが余韻として残る。以下のPV動画のような感覚を本当に感じる。

妻の感想:甘く、新鮮な香り。ほのかに香ばしさを感じる。口当たりは柔らかく、甘さが口の中に広がるものの、これまでで一番の苦みを感じる。ビールの質としては、これまでで一番高い印象を受ける

 

 

Alfa アルファ

アルファ・エデン

価格:62セント(約74円)
アルコール度数:5.0

アルファビールは1870年にメーンス一家が創業し、現在も家族経営を行っている会社です。1960年までは創業地であり醸造所のあるリンブルフ州のみで販売されていましたが、それ以降事業の拡大とともにオランダ全体に広がったビール会社です。

アルファビールの一番の特徴で有名たらしめていることが、オランダで唯一の温泉水100%で製造されているビールだということです。この温泉水によるビール製造は、健康・福祉・スポーツ大臣からの正式の許可を貰っているために、年間に使用できる温泉水量が決まっています。そのため、アルファビールには「アルファ・コード」と呼ばれる番号が付け加えられて管理されています。

 

筆者の感想:非常に甘い香り。口当たりが最高で、水よりも柔らかな口触り。苦味は全く感じず、香り同様に非常に甘い味わいが口の全体に広がる

妻の感想:筆者同様に非常に甘い香りを感じる。口当たりはハイネケンよりも柔らかい。若干の苦みを感じるものの、甘みが非常に強いために全く気にならない。ハイネケンが好きな人は絶対に好きになるビール

 

 

Hertog Jan ヘルトグ・ヤン

ヘルトグ・ヤン

価格:67セント(約80円)
アルコール度数:5.1

1915年に製造開始されていたものの、当初はブランド名だけで製造所はアルセンス醸造所で製造されていたヘルトグ・ヤン。1995年にベルギービール会社インベブのグループ会社になった後に、ヘルトグ・ヤン醸造所と名前が変わりました。

ヘルトグ・ヤンの名前と特徴的なラベルの王様は、現在のヘルトグ・ヤン醸造所があるリンブルフ州に存在した中世ネーデルラントのリンブルフ公ジャン1世が基となっています。

 

筆者の感想:香りはそれほど強くないものの、口に含んだ瞬間から「これぞ、まさしくビール」と言わせる強い苦味が口の中に広がり、飲み干した後まで口全体に残る。ビール独特の苦みが好きな人には非常にオススメ。

妻の感想:苦味が非常に強く、同時に酸味も感じる。苦味が強すぎて、好きじゃない。それでも、歴史を感じさせるラベルは最も洗練されたものであり、デザインで選ぶなら、このビールを選ぶ。

 

 

Lager Beer by Albert Heijn アルバート・ハイン

アルバート・ハインのビール

価格:21セント(約25円)
アルコール度数:5.0

オランダの大手スーパー「アルバート・ハイン」が自己ブランドとして販売しているビール。間違いなくオランダで、もしかしたらヨーロッパで最安値のビールかもしれない。見ている限り、若者よりも中年からお年寄りの方がよく購入している。

 

筆者の感想:人工的でプラスチックのような香りがする。日本の「第3のビール」を思い出させる味わいがあり、飲み干した後の味わいは非常に悪い。しかしながら、21セントという価格は非常に魅力的。

妻の感想:硫黄のような香りがする。味わいは気持ち悪く、酸味が強いために2口目は飲みたくない。価格は非常に安いものの、21セント払ってでも飲みたいとは思わない。

 

 

8種類の大衆ビールを飲み比べてみた結果は?

オランダ産の大衆ビール8種類を飲み比べてみて、各自の個人的なランキングを作ってみました。

筆者のランキング

  1. ヘルトグ・ヤン
  2. ブランド
  3. グロールシュ
  4. バーバリア
  5. アムステル
  6. アルファ
  7. ハイネケン
  8. アルバート・ハイン

1位を決めるのは非常に難しかったです。ヘルトグ・ヤンとブランド、どちらも非常に美味しいからです。

しかしながら、私がオランダに来て初めて飲んだビールがヘルトグ・ヤンであることや、ラベルに愛着を持っているために同ビールを1位に選出しました。3位までに選出したビール(グロールシュ含め)は、個人的に評価が高いです。

 

妻のランキング

  1. アルファ
  2. グロールシュ
  3. ハイネケン
  4. ブランド
  5. バーバリア
  6. ヘルトグ・ヤン
  7. アムステル
  8. アルバート・ハイン

ビール嫌いな妻が第1位に選んだのは、甘さを感じさせるアルファ。2・3位に選出したグロールシュとハイネケンどちらともビール独特の苦みを感じさせていないことで高評価に繋がっています。

そのため、妻のようにビール嫌いな人はアルファやグロールシュを試しに飲んでみて下さい。お気に入りのビールになるかもしれません。

 

まとめ

オランダ産の大衆ビール8種類

今回人生で初めて様々なビールの飲み比べてみたんですが、やはり各ブランド毎に香りや味、苦味、酸味、甘味など全く違うんだなということに気づきました。私は喫煙者であることから味覚音痴である部分は否めないかもしれませんが…(笑)

今回飲み比べてみたオランダ産の大衆ビール8種類の総価格は4.8€(約576円)!これまでに記載した価格からお分かりの通り、オランダでは大衆ビールは約60セント(約72円)前後、日本と比べると約2分の1の価格で買えます!

 

そのため、オランダ在住の方だけでなくオランダに観光で来る方も約500円強のみを支払って、オランダ産の大衆ビール8種類を飲み比べを行い、自分の好みのビールを見つけてみることも楽しいと思います。

もうすぐでビールが美味しい夏の時期。天気の良い日は、カフェでゆっくりと日差しを浴びながら、ビールを美味しく飲めますね。今後も様々なビールを飲んで、ブログで紹介出来たらと思います。

 

参考資料
Joris de Jongh, Caroline van Teeffelen and Tessa de Kruijk, Bieronderzoek 2016, Amsterdam, Ruigrok Netpanel, 2016.

 


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執筆者のプロフィール

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フリージャーナリスト&英語・セルビア語通訳者
ブログ運営者のプロフィール

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト

オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。

お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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