KOTARO JOURNAL

海外在住者がブログで日本語の文章を書きながらアウトプットする恩恵

海外在住者がブログで日本語の文章を書きながらアウトプットする恩恵

オランダに妻と一緒に移住してから約1年が経過して、日本にいる家族や友人たちと久しぶりに会うために一時帰国していました。

日本を離れてから1年ぶりの一時帰国だと言うのに、日本への哀愁だったり、日本生活への懐かしさというものはあまり感じず、不思議な感覚がありました。

 

さて、今回の一時帰国で自身の中にある驚くべき変化を感じることがありました。

この変化とは、家族や友人との会話で自身の日本語能力(主に会話力)があまり低下していない変化です。言語能力が以前に比べて低下していないことを「変化」というのは間違った表現のように聞こえますが、そうではありません。

ここで意味する「変化」が指すことは、かつて私が2011年から約1年間セルビアのベオグラード大学に留学し終わって日本に帰国した時に、日本語能力が顕著に低下していた時の状況と比較しての変化です。

当時のベオグラード大学留学中の1年間も同様に、現在のオランダ生活でも基本的に日本語を使って生活していたわけではないので、私を取り巻く環境はほぼ同じになります。

同条件の環境であるならば、オランダ移住生活を1年終えた後に、ベオグラード大学留学を終えた時と同様に日本語能力が低下するはずですが、それは起きていませんでした。

 

両者で異なる結果を引き起こしているのは、なにが理由なのかと考えてみました。

その理由は、このブログの存在が大きいのではないかと感じています。

つまり、日本語をほとんど使用していないオランダ移住生活1年を終えて、日本語能力が低下していない理由は、このブログで日本語の文章を書きながらアウトプットしていることが大きな要因になっているのではないかと思います。

以下にて、詳しい状況をお話ししたいと思います。

 

スポンサーリンク

1年間のベオグラード大学留学の場合

セルビア首都ベオグラード中心地の様子(2011年8月時)

セルビア首都ベオグラード中心地の様子(2011年8月時)

20112012年にかけて約1年間セルビアのベオグラード大学に留学していた私は、セルビア語学習に専念するため最初の半年間弱ほどは在セルビア日本人と会って話すことを控えていました。

そもそも、当時のセルビア全体にに居住する日本人コミュニティーは100人以下で、日本人を見つけることさえ困難だったと言えます。

 

ベオグラード大学に留学した理由⇒私がセルビアに夢中になり始めた理由

ベオグラード大学留学の様子⇒ベオグラード大学が開講する「外国人向けセルビア語講座」を受講した留学体験談

 

在セルビア日本人コミュニティーと接するようになったきっかけは、新年が明けた2012年1月に在セルビア日本大使館が開催した新年会です。

前述したように、セルビアに居住する日本人は非常に少ないため、日本大使館に在留届を提出していると、日本大使館から新年会などのパーティーに招待されます。日本人が数多く在住する国では、なかなか見受けられない光景かもしれません。

さて、この新年会で初めて在セルビア日本人コミュニティーと接した私は、まずここで大きなショックを受けます。

それは、言いたいことが上手く日本語で表現できなかったことです。それも、ある簡単な単語を度忘れするレベルではなく、文法的にも自分で話していておかしいなと感じてしまうレベルです。

母国語として日本語を話している自分にとっては、このことは非常にショックでしたし、話していて恥ずかしい思いを感じた記憶が今でも強く残っています。

 

新年会を通じて知り合った在セルビア日本人の方々とは、それから飲みに行ったりする機会があり、ある程度は日本語を話す機会にも恵まれて、少しずつ日本語能力が回復する気配も見受けられました。

しかしながら、セルビアへ留学した一番の理由はセルビア語を習得することだったので、基本的には現地人であるセルビア人との付き合いが圧倒的に多かったです。

また、その2012年になってからは現在の妻と付き合うようになったので、二人の交際する時間がすべてセルビア語という環境も相まって、日本語に接する機会はそれほど増えてはいませんでした。

 

そして、2012年9月末に日本へ帰国した時に、予想以上に日本語能力の低下が進んでいました。

このセルビア留学期間中は「セルビア語を聞いて、セルビア語で理解し、セルビア語で考えて、セルビア語で話す」という環境だったために、すべてを日本語で行うことに脳がまず違和感を感じて、そして脳がついていけていないような感覚を感じました。

 

1年が過ぎたオランダ移住生活の場合

オランダ政治中心地デン・ハーグにあるビネンホフ

オランダ移住生活1年目を思い返してみると、私は日常で日本語をほとんど使用していませんでした。

セルビア人の妻はかつて日本に居住していたものの、私が率先して日本語を教えていたわけではないため、日本語を話すことができません。そして、私がセルビア語話者であることから、2人の日常会話は主にセルビア語、そして時々英語という形になります。割合的に見れば、セルビア語:英語=8:2です。

 

また、周りに在オランダ日本人の友人が多くいるわけでもないため、私生活で日本語を使って話す環境は非常に少ないです。あるとすれば、一月に一度くらいは日本語を使って友人と話すくらいでしょうか。

仕事関連でクライアントと日本語でメールのやり取りをしたり、翻訳関連で日本語を使用することはありますが、会話としては日本語を使っていません。

 

上記の状況は、前述したセルビア留学中の状況と仕事関連で除けば、ほぼ同じです。こうした状況を考慮してみると、オランダ生活中に日本語がセルビア留学中同様に日本語能力が低下しているべきかと思いますが、現実は全く異なります。実際には、私の日本語能力はほとんど低下していません。

両者で異なる点を探すと、それはブログで日本語の文章を書きながらアウトプットしていることが挙げられます。

 

ブログで日本語の文章を書くこと

ブログで日本語の文章を書くこと

オランダに移住して少し落ち着いた10月中旬頃にこのブログを始めましたが、当初の動機はブログを通じてオランダ生活で気が付いたことや思ったこと、考えたことを日記のように残して、後々になって思い返すときに良い記憶媒体になると思ったからです。

ちなみに、ブログを始めるに当たってブログサイトのレンタルサーバーには、多くのブロガーが使っていると言われるエックスサーバーを選択して私は利用しています。

 

思い返してみると、せっかくセルビアに1年間留学していたにもかかわらず、日記のように当時思ったことや考えたことをまとめていなかったために、例えば今になって当時を懐かしく思い、当時の記憶を思い返そうと思ってもできないことが非常に残念でした。

そして、当初の動機・目的「後々になって思い返すときの記憶媒体」が

→「オランダの移住・生活情報をまとめよう!」

→「関心のあるセルビアのことも書いてみよう!」

→「オランダ在住×セルビアへの関心という面白い組み合わせでブロガーを目指してみよう!」

という方向へと変化してきました。

 

このようにブログを1年間ほど続けながら、日本語の文章を書いてアウトプットしていると、日常の生活で日本語を使って会話していなくとも、書きながら頭の中で「日本語で考えて、日本語を話している」かのような感覚があるなと気が付きました。

つまり、以下のような副産物がブログを書く意味になるのではないでしょうか。

 

「ブログを書いていると、日本語能力の低下が抑制させる」

「日本語能力を低下させないために、ブログを書く」

 

「日本語能力を低下させないために、ブログを書く」こと

「日本語能力を低下させないために、ブログを書く」こと

そこで、私が実際に体験して海外在住者にオススメしたいことは、ブログで日本語の文章を書きながらアウトプットすることで、日本語能力の低下を抑制させることです。

つまり、「ブログを書いていると、日本語能力の低下が抑制させる」副産物を利用して、「日本語能力を低下させないために、ブログを書く」ことへと発想を転換します。

私のように日常生活で日本語をほとんど使わない人には強くオススメしたいと思っています。

別に毎日更新したりする必要もなく、趣味程度で気軽に始めてみてもいいと思います。単純に、日本語の使わない生活に+αとして日本語で考えてアウトプットする時間を取り入れることに大きな意味があると思います。

 

最初は無料ブログサイトで始めてみてもいいかもしれませんが、あまり長続きしないかもしれません。そこでオススメしたいのが、私も使用しているエックスサーバーと有料契約して、無料ソフト「ワードプレス」を使って始めるブログです。

「エックスサーバー?ワードプレス?なにそれ?難しそう」と不安に思う方も多いと思いますが、実際には難しくはありません。日本語媒体のサイトではたくさんの情報が流布していて、記載されてある通りに進めれば誰でも簡単に自分のブログサイトを作ることができてしまいます。

また、月額1,000円ほどを支払うので、「長続きしない人もお金を払っているんだから続けなきゃ」と思って、定期的に書いていける環境を自分で作ることができます。

 

海外在住者で日本語能力の低下に悩んでいる方は、是非実践してみてください!

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


記事が気に入ったら
Kotaro Journalを "いいね!"
Facebookで更新情報をお届け。

Kotaro Journal

関連記事一覧

  1. 私がセルビア(旧ユーゴ地域)に夢中になり始めた理由
  2. ヨハン・クライフの自伝
  3. ニューオーリンズ観光で超絶オススメしたい観光スポット7選
  4. 東欧セルビアで初めてとなるクラフトビール「カビネット」!
  5. Surinamese

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

執筆者のプロフィール

Kotaro

フリージャーナリスト&英語・セルビア語通訳者
ブログ運営者のプロフィール

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト

オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。

お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

お仕事の相談はこちら

詳細なプロフィール

セルビア中毒便り

海外送金にオススメ!

手数料激安の海外送金

最新の記事

  1. 意外にも驚かれるセルビア4つの真実
  2. 映画"The New Barbarianism":戦地で従事する医療機関・医療従事者をどうやって保護するか?
  3. ニューオーリンズ観光で超絶オススメしたい観光スポット7選
  4. ジャクソン・スクウェア
  5. 創造性豊かなオランダが誇る歴史上の発明品10選




執筆者が推薦したい社会派記事



ピックアップ記事

  1. ベルギービールの最高峰ロシュフォール3種類を飲み比べてみた【レビューあり】
  2. Netflixオリジナルドラマ:独断と偏見でオススメしたい4作品【2017】
  3. 私がセルビア人と国際結婚した理由
  4. スリナム共和国の国旗

FOLLOW ME!!

ハーグ観光のお手伝い

ハーグ在住日本人がハーグ観光をお手伝い

PAGE TOP