KOTARO JOURNAL

旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷の一般傍聴企画の報告【2017年11月29日(水)】

旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷の一般傍聴企画の報告【2017年11月29日(水)】

以前に書いた記事「【11月29日開廷】旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷を一緒に傍聴しませんか?」を通じて、11月29日(水)に開廷する旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷で行われる最後の裁判に一緒に傍聴しませんか?と呼びかけました。

当初は誰からも連絡なんて来ないだろうなと思っていましたが、5名の在オランダ日本人の方々から「ぜひ参加したい!」という連絡、そして最終的には4名のライデン大学で学ぶ若い学生が集まってくれました!

 

しかしながら、この一般傍聴企画がまさかの展開を迎えます!

なんと、当日に予定されていた裁判の一般傍聴席が関係者やメディア業界の人でいっぱいになっていて、当日に訪れる一般人は入場できないということになりました。

 

追記【2017年11月30日】

この公判中に、ボスニア系クロアチア人のスロボダン・プラリャク被告が服毒自殺する事件が起きました。その様子を現地ハーグから生の情報をTwitter上にて流していたツイートをまとめた記事を作成しています。

→「【まとめ】旧ユーゴ戦犯者のクロアチア人スロボダン・プラリャク被告が服毒自殺

 

 

つまり、まさかの企画倒れとなってしまったのです。ライデンからわざわざ来てくれた学生には、大変申し訳ないことをしてしまった気持ちで一杯でした。

裁判終了後には旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷や旧ユーゴスラヴィア史に関する簡単プレゼンを行う予定だったので、ハーグ中央駅前付近のカフェで気を取り直して旧ユーゴスラヴィアを取り巻く問題を紹介する講義を行いました。

 

話した内容は、以下のようになっています。

  1. 旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷が設立された背景とその役割
  2. 旧ユーゴスラヴィア紛争はなぜ起きたのか?どのようなことが起きていたのか?
  3. そもそも旧ユーゴスラヴィアってなに?
  4. 旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷が戦犯者に裁きを下す役割を終えて、今年の年末に閉館するけど、紛争中に発生した民族問題はすべて解決したの?(旧ユーゴ紛争終了後から20年以上の月日が経った現在の旧ユーゴ諸国の問題を考える)
  5. 旧ユーゴ諸国に本当の平和はいつ訪れるのか?その方法は?

 

当初は1時間のプレゼンを考えていましたが、参加してくれたライデン大学3名の学生から様々な質問が飛び交うなどして、最終的には2時間ほどの講義になりました。

この場を借りて、参加してくれた学生の皆さんに貴重な機会と興味深い視点からの質問を頂けたことに感謝の意を表します。

 

旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷に関する記事は、これまでに3つ書いてきています。関心がある方はぜひ参照してみて下さい!

旧ユーゴ国際戦犯法廷の裁判を傍聴してみた感想とレポート(2017年5月3日)

法廷通訳者が語る旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷20年間の歴史

意外と知らないオランダとセルビアの関係①-旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷-

 

今後もこのような形で旧ユーゴスラヴィア史に関心を持つ人や旧ユーゴスラヴィア地域の政治・社会・文化に関心を持つ人を対象にしたアウトリーチ、つまり多くの日本人にとって馴染みのない旧ユーゴスラヴィア諸国に関する啓蒙活動を行っていけたらと思っています。

上記の分野だけでなく、希望があれば様々なテーマでの講義も行うことは可能なので、関心のある方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。

ハーグ市内であれば無料、ハーグ市街であれば往復の交通費を頂ければ出張サービスとして行いたいと思います。

 

また、告知になりますが来年初頭にバルカン料理を味わえるレストラン「Foodism」(詳細は記事「アムステルダムで本格的バルカン料理を堪能できる最高のレストラン「Foodism」)にて、バルカン食文化に接しながらバルカン文化を紹介するオフ会のようなイベントを企画したいなと考えています。

乞うご期待ください!

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


記事が気に入ったら
Kotaro Journalを "いいね!"
Facebookで更新情報をお届け。

Kotaro Journal

関連記事一覧

  1. ロシアW杯で台風の目となるか!?セルビア代表の魅力をまとめてみた!
  2. 法廷通訳者が語る旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷20年間の歴史
  3. セルビア人居住区側から見る「コソヴォ」《後編》
  4. セルビア「独裁体制に反対するデモ」
  5. 私がセルビア人女性と国際結婚して直面した民族問題

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

執筆者のプロフィール

Kotaro

フリージャーナリスト&英語・セルビア語通訳者
ブログ運営者のプロフィール

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト

オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。

お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

お仕事の相談はこちら

詳細なプロフィール

セルビア中毒便り

海外送金にオススメ!

手数料激安の海外送金

最新の記事

  1. ヘヴィメタル初心者に聴いてもらいたいオススメ曲10選
  2. 低賃金で働くセルビア出身のDMM英会話講師たちが提起する問題
  3. 「平和の行進2018」&スレブレニツァの虐殺「23周年追悼式典」を写真で振り返る【オランダ・ハーグ】
  4. ナチス軍の生々しい歴史を展示するトポグラフィー・オブ・テラー博物館【ベルリン】
  5. 【風車✕田舎町】本物のオランダを見たきゃ、ザーンセ・スカンスに行こう!

海外旅行のホテル検索はこちら!

執筆者が推薦したい社会派記事



ピックアップ記事

  1. かさこ塾「好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術」に参加してみた感想
  2. 海外在住者がブログで日本語の文章を書きながらアウトプットする恩恵
  3. 【ナチス独軍・最重要拠点】オランダ南西部の防衛地下壕ガイドツアーに参加してみた!
  4. オランダの政治制度

FOLLOW ME!!

ハーグ観光のお手伝い

ハーグ在住日本人がハーグ観光をお手伝い

PAGE TOP