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オランダのタバコ事情-実はタバコ対策の後進国?-

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タバコのポイ捨て問題

道に散乱するタバコの吸い殻

道に散乱するタバコの吸い殻 ※執筆者が撮影

前述した路上喫煙が容認されている環境は別の問題も引き起こしています。それは、道に散乱するタバコの吸い殻の問題です。

路上喫煙が基本的に禁止されている日本でもタバコのポイ捨てをする人がいますが、それは罰金の対象になります。その一方で、オランダでは路上喫煙が禁止されていないに加えて、タバコのポイ捨ても規則違反ではありません。

 

タバコの吸い殻を捨てる場所

タバコの吸い殻を捨てる場所 ※執筆者が撮影

各地の通りに設置されてあるゴミ箱にタバコの吸い殻入れが併設されてあるにもかかわらず、通りにポイ捨てする人を見ていると残念な気持ちになってしまいます。

私が以前に住んでいたセルビアでもタバコのポイ捨ては当たり前の光景です。タバコのポイ捨てをする友人に理由を聞いてみたところ、「タバコのポイ捨てをすることによって、路上清掃業者に仕事を与えているんだ」と自身の行動を正当化していたことに驚いた記憶があります。

このエピソードもあり、平然とタバコのポイ捨てをするオランダ人を見ていると、上述した感覚を持っている人がいるのではないだろうかと思ってしまいます。実際に、ハーグではオレンジ色の作業着を着用した路上清掃業者が数多く働いており、彼らのおかげで路上のゴミだけでなくタバコの吸い殻が回収されて、キレイな街が維持されています

ハーグの路上清掃業者

ハーグの路上清掃業者 ※執筆者が撮影

 

もし彼らのような路上の清掃業者がいなかったら・・・オランダの街もタバコの吸い殻だらけの街になっているのではないでしょうか。

 

まとめ

駅構内に設置された喫煙所

駅構内に設置された喫煙所 ※執筆者が撮影

訪日外国人の過半数以上が、日本は「タバコを吸いやすい」国であると回答した調査結果を以前に見たことがあります。日本では飲食業界の中でも居酒屋で自由にタバコが吸えるためにそのような印象を抱く人が多いのかもしれませんが、オランダと日本を比べてみると「タバコを吸いやすい」国はオランダなのではないかと感じています。

これまでに述べた通り、オランダでは飲食店の室内完全禁煙となっていますが、飲食店のテラス席では喫煙が可能ですし、外出している時も日本のように喫煙所を探す必要もないわけです。

またオランダでは他の西ヨーロッパ諸国と比べて、タバコの値段はそれほど高くはありません。例えば、私が吸っているタバコ「マルボロ」は6.7ユーロになります(2017年5月時)。日本と比べて約2倍の値段になりますが、西ヨーロッパでもタバコを比較的安く買える国だと思います。

 

以上述べてきたことを振り返ってみるならば、オランダは日本よりも喫煙者率が高く、日本とは真逆の「若者のタバコ・ブーム」が起きており、オランダ政府による喫煙者を減らす政策は上手くいってないのではないかと感じています。

また、他国の価値観を否定するわけではありませんが、日本の価値観で育った者としてはオランダで容認されている路上喫煙とタバコのポイ捨て問題は、このままでいいのだろうかと疑問に思います。

皆さんは、オランダのタバコ事情をどのように捉えますか?

 


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フリージャーナリスト&英語・セルビア語通訳者
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オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト

オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。

お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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