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「ヒップスターの街」-ユトレヒトの新たな魅力-

「ヒップスターの街」として映るユトレヒトの魅力

皆さんはオランダ中部に位置するユトレヒトをご存知ですか?

ユトレヒトの街は首都アムステルダムから電車で約30分の所に位置しており、中世オランダの街並みや美しい運河を観光できるスポットとして多くの観光客が訪れています。

ユトレヒトの街には多くの日本人観光客も訪れており、特に家族連れや女性旅行者を惹きつける魅力は、ユトレヒトが児童向け絵本に登場するウサギのキャラクター「ミッフィー」の誕生地であるからです。これを象徴するものとして、ミッフィー博物館や色々な場所でミッフィーが見受けられたりします。

実際に、ミッフィー博物館(実際には児童向け遊び場)内にはオランダ語と英語とともに日本語でたくさん紹介されています。そのため、観光客の中でも日本人観光客が多いことを証明していますね。

「ヒップスターの街」として映るユトレヒトの魅力

 

このように中世の美しい町並みを楽しめたり、ミッフィー好きには堪らない街ユトレヒト。私たち夫婦は短期間の間に4度ユトレヒトを訪れていますが、実はこれら以外の魅力に惹かれているのが理由です。

 

その魅力とは、「ヒップスターの街」として映るユトレヒトの一面です。

 

ユトレヒトを訪れてみると、古着屋やアンティークショップが連なる通りがあったり、個性的なお店や独立形態のお洒落なカフェがあったりする光景が見受けられます。もちろん、こうした光景はオランダ各地で頻繁に見かけますが、中世の街並みが残っているユトレヒトの街に融合して独特の雰囲気を作り出しているような気がします。

私たち夫婦はこの雰囲気に魅了されていると同時に、ユトレヒトの街が「ヒップスターの街」として映る印象を受けています。

 

※そもそも、ヒップスターって何?

簡単に説明するならば、①独立形態のユニークなカフェを好み、②「手作り」「独立」「クラフト作品」に強い関心があり、③古着やアンティークが大好きで、④メインストリームを極端に嫌い、⑤長いアゴヒゲを生やして、⑥スキニージーンズを履きながら、⑦線が細い自転車に乗っているような若者たちのことを指します。(偏見もあるかと思いますが)

 

では、ユトレヒトに「ヒップスターの街」としてどのような要素があり、どのような魅力があるのか見てみましょう!

 

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多くの古着屋やアンティークショップが連なる通りがある

ヴィンテージ美容室

ヴィンテージ風な髪形を専門とする美容室 ※執筆者が撮影

ユトレヒト中心部は、1日の滞在だけで十分に観光が出来てしまう小さな街です。

そんな小さな街も歩いてみると、2種類の異なる街の雰囲気があるように見えます。

①世界中どこにでもある大型ファッション・チェーン店や小売店(H&MやFlying Tiger等)が連なる通りがあるユトレヒト(緑で囲まれた箇所)。

②独立形態の古着屋やアンティークショップといった個性的なお店が連なる通りがあるユトレヒト(赤で囲まれた箇所)。

ユトレヒトの地図

ユトレヒトの地図

 

上図の赤で囲まれた通りで、真っ直ぐに流れる運河沿いにあるこの通りは、多くの日本人観光客の方も頻繁に通るのではないかと思います。何故ならば、通りの先にミッフィー博物館があるからです。

上記でお話ししたように、赤で囲まれたこの通り沿いには緑で囲まれた一帯とは異なって、世界中どこにでもある大型チェーン店はほとんど見受けられません。その反面、数多くの古着屋やアンティークショップ、個性的なお店が連なっており、この通りを歩きながらウィンドウズショッピングをしたり、気になったお店を訪れてみる面白さがあります。

こうした通りは、ヒップスター御用達の通り!?なのではと考えています。

 

独立形態のお洒落で個性的なカフェが数多い

ヒップスターが好きそうなお洒落なカフェ

上写真のような独立形態のお洒落で個性的なカフェというものは、必ずしもヒップスターだけが好むわけではありません。最近では、日本でもコーヒーブームが到来し、休日に個性的なカフェを巡る人も増えている気がします。実際にインスタグラムでもカフェやコーヒーの画像をシェアする人が多く見受けられます。

オランダではコーヒー好きな人が多く、そうした文化的背景があることから個性的なカフェがオランダ各地にあります。その中でも、ユトレヒトにはさらに個性的なカフェが数多くある印象を受けます。

 

ヴィンテージバイク・カフェ「ブラックバード」

ヴィンテージバイク・カフェ「ブラックバード」 出典:http://dekoffiefilters.nl/over/

例えば、ヒップスターの必需品のような線の細いバイクにヴィンテージ要素が加わりとカフェと融合した、ヴィンテージバイクカフェなるものがあったりします。実際に、店内でコーヒーを楽しむお客さんもヒップスターらしい外見です。

つまり、ユトレヒトにはヒップスターが好むカフェが数多くあるということです。

 

街中を歩く若者の多くもヒップスター!?

ユトレヒト大学

ユトレヒト大学

ユトレヒトには、ライデン大学に次いで2番目に歴史的に古いユトレヒト大学があります(1636年設立)。このユトレヒト大学に在籍する生徒数は3万人を超えるモンスター大学であり、その影響もあってかユトレヒトには大学生であろう若者たちの姿をよく目にします。

そのため、ユトレヒトもライデンのように「学生の街」であるものの街の雰囲気は大きく異なるような印象があります。まず、ライデンはより洗練されたアカデミックな街の印象です。その一方で、ユトレヒトは独特な街の影響を受けているのか、若者たちもどこか独特な雰囲気を醸し出しているように映ります。

多くの人で賑わう休日のユトレヒト中心部「

多くの人で賑わう休日のユトレヒト中心部

そうした若者の外見は、いわゆる典型的なヒップスターが好むような外見をしており(批判的意図はありません)、ライデンの学生とは異なる印象を受けます。

そうした彼らが好むファッションを販売している古着屋を訪れてみると、多くの若者で埋め尽くされて大繁盛しています。

 

「リボウスキー」という名前のレストランカフェ

カフェ「リボウスキー」

「リボウスキー」という名前を聞いて、コーエン兄弟の映画作品をすぐに連想するあなたは、かなりの映画好きですね!

その映画とは、1998年に公開された”The Big Lebowski“(邦題『ビッグ・リボウスキー』)になります。非常に奇妙な映画で万人受けはしない映画です。

この「リボウスキー」という名前のレストランカフェは映画に影響を受けていることは明らかです。店内の内装も非常に奇妙であり、映画『ビッグ・リボウスキー』にちなんだメニューも用意されています。

 

さて、上述した店や映画とヒップスターに何が関係あるのかと言うと、映画『ビッグ・リボウスキー』は言わば、ヒップスター達が敬愛する名作中の名作です。言い換えてみれば、この映画を観たことのない人はヒップスターになれないとも言えるかもしれません。それほど、この映画はヒップスター達に大きな影響を与える作品です。

そのため、こんなレストランカフェがあるユトレヒトはまさしく「ヒップスターの街」だなと思わざるを得ません。

 

まとめ

独立形態のお洒落で個性的なカフェが多い

以上、ユトレヒトに「ヒップスターの街」としてどのような魅力があるのか紹介してみました。

ユトレヒトには、ドムタワーやミッフィー博物館など数多くの観光名所があります。そうした観光名所を訪れるだけでなく、今回紹介した「ヒップスターの街」としてユトレヒトを観て廻ることによって、新たな魅力を発見できる楽しい時間になるはずです!

この目線と共に、ユトレヒトを観光してみてはいかがですか?

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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