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オランダ在住の日本人に人気な地域・都市ランキング【統計データ公開】

オランダ在住の日本人に人気な地域・都市ランキング【統計データ公開】

今回の記事では、日本国外務省が公開している「海外在留邦人数調査統計」データを基にして、オランダ国内に居住する日本人にとって、どこの地域または都市が人気なのかをランキング方式でまとめたいと思います。

記事の最後には、オランダ各州・各都市別の在留邦人数の推移(2011-2016)の詳細なデータをまとめた表を公開していますので、自身が居住する街にどれくらいの日本人が住んでいるのか、過去6年間でどれほど日本人が増加しているのかなどを確認してみてください。

 

日本国外務省が毎年まとめている「海外在留邦人数調査統計」データは、在オランダ日本国大使館に届けられる在留届を基にして収集および作成されています。

日本国外の諸外国にて長期滞在(3ヶ月以上)する場合や永住(永住権を保持または婚姻などで永住する意思を持つ)する場合には、当該国の日本国大使館に在留届を提示する義務を日本国民は負っています。

しかしながら、法的拘束力はないため、在留届を提出していない者や当該国から退去する際に在留届の破棄を依頼していない者などもいる可能性があることを留意してください。

また、この在留邦人数調査統計データには海外旅行者などの在留期間が3ヶ月に満たない短期滞在者などは調査対象から除外されています。

 

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オランダ在住の日本人に人気な地域(州)

オランダ王国内の州の地図

オランダ王国内の州の地図 出典:「旅行のとも ZenTech」

オランダ国内には全部で12の州があります。

各州の名前を見てもピンと来ない方も多いかと思うので、オランダ国内で有名な都市がどの州に属するのか見てましょう。

  • 【オランダの首都】アムステルダム市:北ホラント州(1)
  • 【オランダ第2の都市】ロッテルダム市:南ホラント州(2)
  • 【オランダ政府都市】デン・ハーグ市:南ホラント州(2)
  • 【ミッフィーの生誕地】ユトレヒト市:ユトレヒト州(5)
  • 【オランダの古都】デルフト市:南ホラント州(2)
  • 【画家レンブラントの生誕地】ライデン市:南ホラント州(2)
  • 【オランダで最も古い街】マーストリヒト市:リンブルフ州(7)
  • 【オランダ屈指の工業都市】アイントホーフェン市:北ブラバント州(6)

 

【オランダの人気な地域(州)ランキングTOP5】

1位北ホラント州4,492人
2位南ホラント州1,812人
3位北ブラバント州575人
4位リンブルフ州314人
5位ヘルデルラント州238人

※日本国外務省発行「海外在留邦人数調査統計」(平成29年)を基に執筆者が作成
※データは、2016年10月1日時点にて

2016年10月1日時点でオランダ国内に居住する日本人は8,136人であるため、オランダ在住の日本人全体の過半数を超える約55%が首都アムステルダムが位置する北ホラント州に居住していることになります。

中心地に居住する日本人が多いであろうことは想定していましたが、全体の過半数が北ホラント州に集中しているとまでは思っていなかったため驚きの結果です。

私が居住する南ホラント州は、在オランダ日本人全体の約22%が居住している地域となります。

そのため、オランダ在住の日本人のうち約4人に3人は、オランダトップ3の大都市(アムステルダム、ロッテルダム、デン・ハーグ)が位置する南北ホラント州に居住していることとなります(約77%)。

 

オランダ在住の日本人に人気な都市

オランダ各都市の地図

オランダ各都市の地図 出典:Google Map

次に、オランダ在住日本人にどこの都市が人気なのかを見てみましょう。

参考資料としてオランダ各都市の人口は、以下のようになっています(参考資料:World Population Review

1位アムステルダム市約74万人
2位ロッテルダム市約60万人
3位デン・ハーグ市約47万人
4位ユトレヒト市約29万人
5位アイントホーフェン市約21万人

6位いかには人口規模が10〜20万人規模の小都市が多く続いています。

 

【オランダの人気な都市ランキングTOP10】

1位アムステルフェーン市2,118人
2位アムステルダム市1,650人
3位ロッテルダム市550人
4位デン・ハーグ市486人
5位ライデン市208人
6位アイントホーフェン市180人
7位マーストリヒト市173人
8位ティルブルフ市153人
9位ユトレヒト市121人
10位アルメレ市105人

※日本国外務省発行「海外在留邦人数調査統計」(平成29年)を基に執筆者が作成
※データは、2016年10月1日時点にて

1位となっているアムステルフェーン市は、オランダに居住したことのない人にとって聞いたことがない街かと思いますが、多くの日本人が居住していることで有名な街となっています。

アムステルフェーン市は、首都アムステルダムやスキポール空港に隣接する街であり、数多くの日系企業がアムステルフェーン周辺に進出していることから、日系企業の駐在員やその家族が居住地として選ぶ割合が高いとされています。

また、アムステルフェーン市の人口(79,639人[2017年時])のうち、日本人が占める割合は全体の約2.6%となっており、外国籍居住者の中で最も多いコミュニティを形成しています。

アムステルダムとアムステルフェーンに居住する日本人を足してみると3,768人。オランダ全土に居住する日本人は8,163人なので、オランダに居住する日本人のうち約2人に1人はこの2つの都市に住んでいることになります(約46%)。

 

日本人観光客に人気なスポットであるユトレヒト(121人)とデルフト(83人)は、日本人居住者が少ないデータになっています。とりわけ、ユトレヒトとデルフトは古く美しい街並みが残る場所であることから、日本人が住みたい街ランキング上位に入ると思っていただけに意外な結果でした。

それ以外の都市は、都市の規模に応じた人気の街ランキングになっていると思います。

 

過去6年間に日本人が増加した都市ランキング(増加数)

2011年から2016年までの過去6年間に、どの都市でより多くの日本人が増えていったのかを見てみましょう。

 

【過去6年間に日本人が増加した都市ランキングTOP5(増加数)】

順位都市名2011年2016年増加数
1位アムステルフェーン市1,430人2,118人+688人
2位アムステルダム市1,220人1,650人+430人
3位ロッテルダム市426人550人+124人
4位デン・ハーグ市380人486人+106人
5位アイントホーフェン市104人180人+76人

※日本国外務省発行「海外在留邦人数調査統計」(平成24・29年)を基に執筆者が作成
※データは、各年10月1日時点にて

残念ながら2012年時のデータを外務省が公開していないため、参考資料として2011年のものを使用して過去6年間という歯切れの悪い比較を行っています。

日本人数が最も多いアムステルフェーンは年々増加を続けており、過去6年間で688人もの驚異的な増加数を打ち立てています。それに見劣りすることなく、首都アムステルダムも過去6年間で430人の増加数を見せています。

両都市での増加数は合計1,118人となります。

日系企業などに務める駐在員を含む「民間企業関係者」は、2011年から2016年にかけて過去6年間で約500人増加しています。これら全ての者が仕事上で両都市に居住したと仮定しても、両都市の増加数の半分(約45%)を占めるだけに留まることになります。

このことから、アムステルフェーンおよびアムステルダムの両都市がオランダに移り住んだ日本人居住者にとっていかに魅力的な街であり、居住する都市として選択する割合がいかに高いかがよく分かります。

 

過去6年間に日本人が増加した都市ランキング(増加率)

最後の項目として、日本人在住者の増加数ではなく増加率でもランキングを作ってみました。

【過去6年間に日本人が増加した都市ランキングTOP5(増加率)】

順位都市名2011年2016年増加率
1位アイントホーフェン市104人180人+73.0%
2位ティルブルフ市100人153人+53.0%
3位アムステルフェーン市1,476人2,118人+43.5%
4位ロッテルダム市426人550人+29.1%
5位デン・ハーグ市380人486人+28.9%

※日本国外務省発行「海外在留邦人数調査統計」(平成24・29年)を基に執筆者が作成
※データは、各年10月1日時点にて

このように見てみると、オランダ屈指の工業地帯であるアイントホーフェン市が2011から2016年の6年間の間に、日本人が急激に増えた都市でした。そのため、アイントホーフェン市に長く居住している日本人の方は「最近日本人が急激に増えてきたなぁ」と感じていたかもしれません。

前項で驚異的な増加数を見せていたアムステルフェーン市は、元々の人口数が高いとは言えど増加率は約43%と高い増加率を見せています。

 

詳細な統計表のデータを大公開

オランダ各州・各都市別の在留邦人数の推移(2011-2016)

オランダ各州・各都市別の在留邦人数の推移(2011-2016) ※執筆者が作成

これからオランダに移住しようと思う方や日本人相手のビジネスを展開しようと思う方など、私が作成した上記の統計データをご活用してみてください。

 

追記【2018年1月8日】

今回の記事同様に、日本国外務省が公開している「海外在留邦人数調査統計」データを基にして、過去5年間(20122016)にオランダ在住の日本人(在留邦人)の動態を表としてまとめて、オランダ在留邦人の動態に、どのような変化が起きているのかを分析した記事を書きました。

「過去5年間におけるオランダ在留邦人の動態を統計データから読み取る」

関心ある方は是非読んでみてください!

 

オランダのハーグに在住しながら、セルビア(旧ユーゴスラヴィア他諸国)で起きている現状を独自の目線で発信するフリージャーナリスト。オランダの社会文化や現地での海外生活を最前線から追いながら、かつてセルビアに留学した執筆者が、旧ユーゴスラヴィア地域の社会問題を取り上げていく。お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。


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お問い合わせは、info@kotaro-journal.comまで。

大学時代に旧ユーゴスラヴィア史を研究し、1年間セルビアに留学。旧ユーゴ史研究者に少し憧れたものの諦める。現在は、オランダ・セルビアに特化した記事を書くフリージャーナリストとして活動。

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